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2005 年度 実績報告書

博物館におけるコンテンツデザインの手法と実践の研究

研究課題

研究課題/領域番号 17011062
研究機関多摩美術大学

研究代表者

楠 房子  多摩美術大学, 美術学部, 助教授 (40192025)

研究分担者 寺野 隆雄  東京工業大学, 大学院, 教授 (20227523)
原田 泰  多摩美術大学, 美術学部, 助教授 (00272188)
石田 晴久  多摩美術大学, 美術学部, 教授 (70017317)
真鍋 真  国立科学博物館, 地学研究部, 主任研究官 (90271494)
キーワード共同学習 / 展示支援 / CSCL
研究概要

・今年度の研究概要
博物館と動物園に共通するコンテンツを連携させるプロジェクトに参加し,画像認識を使った携帯電話コンテンツのデザインの提案と制作を行った.両施設に共通するコンテンツである動物について,生態や行動の観察を動物園で,そのメカニズムや内部の構造などについての学習を博物館で行う事で,より深い体験を提供した.上野動物園で生の動物の観察した後,国立科学博物館にてその動物の生態やメカニズムについて学ぶという流れでオリエンテーリングが展開される.その際,観察する前に必ず,携帯電話で画像認識用のアイコン(もしくはQRコード)を撮影して読み込む.そうすると,各動物に対応付けられたコンテンツがダウンロードされる.携帯電話の情報は,例えば,ゾウは牙や歯をどのように使って餌を食べているのかといった観察を促すような情報と,じっくり観察しなければ分からないクイズの2つが用意されており,ユーザはそれらを元に観察を行う.
実験と分析
コンテンツの有効性を確かめる為に,実際に動物園,博物館の来場者に対し,各々の携帯電話を使った試用実験を3日間行った.方法としては,動物園を周った後,博物館を周るといった流れで行っている.実験の結果から問題点や改善点を洗い出す為に,使用状況をビデオで撮影し,体験後に問答形式のアンケート調査を行う.この2通りの方法でデータは収集した.アンケートは基本的にインタビュー形式で行い,スタッフが回答を書き込む.参加者についての基本的な情報の他,携帯電話とワークシートのどちらを使用したか,周った展示の数,参加した感想,コンテンツについての質問,配布したマップについての質問,画像認識についての質問,通信料に関する質問,これまでに子どもが携帯電話を使った事があるか,携帯電話に関する意識,上野動物園・かはくへの過去の来場状況の調査を行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Pit a Pat-Design for support learning exhibitions2005

    • 著者名/発表者名
      Takako Yamaguchi, Hideki Kaji, Fusako Kusunoki
    • 雑誌名

      International Conference on Active Media Technology(AMT2005)

      ページ: 276-277

  • [雑誌論文] Pit a Pat(ピット ア パット):展示について楽しく学べるツール2005

    • 著者名/発表者名
      山口尚子, 楠房子
    • 雑誌名

      科教研報 日本科学教育学会 研究会研究報告 Vol20, No2

      ページ: 31-34

  • [雑誌論文] 博物館における展示コンテンツの開発 博物館・動物園連携プロジェクトZOOMUE探検隊での取り組み2005

    • 著者名/発表者名
      山口尚子, 楠房子
    • 雑誌名

      日本科学教育学会 研究会研究報告, Vol20, No4

      ページ: 31-34

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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