研究課題
特定領域研究
細胞周期G2期からM期進行の調節機構の破綻は、細胞の形質にドラスティックな変化を引き起こし、ゲノムの不安定化を誘発する。G2期からM期の進行は(1)タンパク分解、(2)タンパクリン酸化という2つの生化学的イヴェントによって制御されていることが明らかにされ、その主たる調節因子の異常と腫瘍形成・悪性化の関係が注目されている。本研究はこれらG2/M期における細胞周期進行制御の分子機構の解析とその破綻による腫瘍化のメカニズムを明確にし、最終的にはがん治療のための標的を見出すことを目的としておこなった。その結果、Aurora-A、WARTS、Cdh1、Mklp2などの分子の新たな機能を明らかにすることができ、更に癌細胞が抗がん剤によって処理されると、分裂期において停止し、酸化ストレスが上昇することによって分裂期崩壊に陥ることを明らかにすることができた。
すべて 2010 2009 2008 2007 2006 2005 その他
すべて 雑誌論文 (15件) (うち査読あり 10件) 学会発表 (5件) 備考 (1件)
Mol Cell Biol (in press)
Nat Cell Biol 11
ページ: 1057-1068
Cancer Res 69
ページ: 3901-3909
Cell Cycle 8
ページ: 620-627
癌と化学療法(癌と化学療法社) 36
ページ: 1~5
Oncogene 27
ページ: 4305-4314
実験医学増刊「シグナル伝達研究2008-'09」(羊土社) 26
Oncogene 26
ページ: 2395-2406
日本生化学会 79
ページ: 131-139
Nat Cell Biol 8
ページ: 1291-1297
Oncogene 24
ページ: 5287-5298
J Biol Chem 280
ページ: 19166-19176
Nat Rev Cancer 5
ページ: 42-50
分子細胞治療(特集監修, 先端医学社) 4
ページ: 465-466
ゲノム医学(メディカルレビュー社) 5
ページ: 115-119
http://www.genereg.jp/