研究課題
特定領域研究
アクチン重合を促進するWASP/WAVEが細胞先端部で活性化され、アクチン線維を構築して、葉状仮足形成を起こし駆動力を発生し、がん細胞の浸潤、転移を行なっている事を明らかにした。更に3次元培養において、細長い間葉系形態を示す細胞は突起を形成して動き、突起形成にはRac-WAVE系が必須であった。しかし、丸いアメーバ状の細胞は突起形成をせず、膜ブレビングを起こして運動を行なった。この形態の運動にはWAVEは関与せず、Rho-actomyosin系で運動していた。 Ferはtyrosine kinase活性を有するoncogeneである。FerにはF-Bar, FXドメインという脂質結合、膜変形活性ドメインとtyrosine kinase ドメインが存在する。FXドメイン単独でphosphatidic acid (PA)に強く結合し、この結合によってtyrosine kinase 活性が促進されその基質であるCortactinやRacGEFであるVAV2のリン酸化を促進した。その結果、葉状仮足形成を促進し、浸潤能を更新すると考えた。
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