研究課題
体内の微小な癌組織が抗原抗体反応などで取り込むアイソトープを利用し、ポジトロンエミッターからのガンマ線を体外から検出することで、動体追跡放射線治療を金マーカーなしで行う方法を検討してきた。これまで行ってきた簡易計算プログラムによる概念設計の結果、18F-FDGを利用した場合、SUV=5であれば直径5cmの腫瘍(放射能:18.5kBq/cc)の変動を5mm以下の精度で検出可能という結果を得た。TOF(Time of Flight)に関するシミュレーションを行い、効果を評価した。4次元分割に関する研究を進め、膵がんでの4次元強度変調放射線治療の臨床研究を開始した。電子線を任意の部位に加速する技術は深部臓器でのピンポイント照射精度の上で限界があることが示された。レーザー加速による陽子線治療を離床したスポットスキャン法での眼腫瘍の治療に関するモンテカルロシミュレーションを行い、適切な線量分布を得ることが可能であることが判明した。低酸素細胞に特異的に取り込まれる放射線医薬品を、4次元定位放射線治療における癌組織の部位を示すマーカーとして利用可能かどうかを調べるために、18F-MISOの利用に関する前臨床試験を行い十分可能であることが示された。半導体PETや高精度MRIでの低酸素細胞の把握が治療計画に利用可能であることが示唆された。
すべて 2008 2007 その他
すべて 雑誌論文 (27件) (うち査読あり 26件) 学会発表 (16件) 備考 (1件) 産業財産権 (1件) (うち外国 1件)
Int J Radiat Oncol Biol Phys 1;70(2)
ページ: 382-384
Int J Radiat Oncol Biol Phys 28(1)
ページ: 155-159
International Journal of Radiation Oncology Biology Physics 70(2)
ページ: 374-381
Radiotherapy and Oncology 86(1)
ページ: 69-76
J Nucl Med 49(1)
ページ: 135-141
J Vasc Interv Radiol 19
ページ: 267-271
Abdom Imaging (In press)
J Vasc Interv Radiol 19(2)
International Journal of Radiation Oncology Biology Physics 69(2)
ページ: 376-380
International Journal of Clinical Oncology 12(1)
ページ: 8-16
Radiat Med May;25(4)
ページ: 181-186
J Thorac Oncol 2(7 Suppl3)
ページ: 94-100
Int J Radiat Oncol Biol Phys 1;68(5)
ページ: 1388-1395
Phys Med Biol 7;52(17)
ページ: 5443-5456
Cardiovasc Intervent Radiol 30(6)
ページ: 1201-1205
Int J Clin Oncol 12(5)
ページ: 363-368
Radiat Med 25(8)
ページ: 430-431
Clin Exp Metastasis 24(7)
ページ: 533-540
Phys Med Biol 52(22)
ページ: 6651-6661
J Pharm Pharmaceut Sci 10(2)
ページ: 212-216
Eur Nucl Med Mol Imaging 34(12)
ページ: 2096-2105
J Magn Reson Imaging 25(3)
ページ: 479-87
透析会誌 40(11)
ページ: 919-924
International Journal of Radiation Oncology Biology Physics 68(5)
Jpn J Neurosurg (Tokyo) 16
ページ: 828-832
加速器 4(2)
ページ: 123-130
http://rad.med.hokudai.ac.jp/research/curing/research_progress/fdsr.php