研究課題/領域番号 |
17017032
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
相垣 敏郎 首都大学東京, 大学院・理工学研究科, 教授 (80150879)
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研究分担者 |
林 茂生 理化学研究所, CDB, グループディレクター(研究職) (60183092)
上田 龍 国立遺伝学研究所, 系統生物研究センター, 教授 (40353429)
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キーワード | 遺伝子強制発現 / RNAi / 表現型 / 形態 / ストレス感受性 / 画像データ / 組織サイズ / ライブイメージング |
研究概要 |
遺伝子強制発現、およびノックダウンしたときの翅画像の収集を行った。画像の自動解析ができなかったものがあったため、解析ソフトウエア改良を行った(森下班員との共同研究)。翅の形態のパラメーターを詳細に定義して用いていたが、実験研究者の立場からは、むしろ大まかな指標を用いたほうが直感的にとらえやすいことから、各区画の面積、翅脈の長さ、前後軸方向、遠近軸方向の長さを用いた翅形態の分類を試みた。その結果、全部あるいは後部区画特異的に大きさに影響を与える遺伝子群を見いだした。個別遺伝子の研究としては、クロマチン修飾因子ヒストンメチル転移酵素の活性が酸化ストレス感受性と密接に関連することを示した。RNAi系統を使って、アポトーシス関連遺伝子のスクリーニングとその機能の比較解析を行い、画像データをデータベース化した。 2) 胚発生の表現型 ライブイメージング技術を駆使して、Srcが細胞接着分子の動的な入れ替わりに関わる事、気管の融合過程において特異的に発現する因子Arl3がトポロジーの変換に必須であることを示した。気管陥入を撮影した画像データをもとに三次元多面体モデルに適用し気管陥入のコンピュータモデリングを試みた。 3) ショウジョウバエゲノムの転写開始点 ショウジョウバエのゲノムの転写開始点(TSS)情報を収集し、ゲノム上にマップした。データベースを作製し、公開した(本領域の森下班員との共同研究、Ahsan et al., 2009)。
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