研究課題/領域番号 |
17019010
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
浅野 知一郎 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (70242063)
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研究分担者 |
栗原 裕基 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (20221947)
栗原 由紀子 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (80345040)
内島 泰信 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (90272426)
藤城 緑 東京大学, 医学部附属病院, 医員 (50420211)
市村 徹 首都大学東京, 都市教養学部理工学系, 准教授 (50213012)
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キーワード | インスリン / プロテオーム / 糖代謝 / グルコーストランスポーター |
研究概要 |
I.インスリン作用や糖・脂質代謝に重要な蛋白の修飾や結合蛋白の同定 まず、IRS-1、IRS-2、p110αとp110β、Akt、GSK3β、PTEN、calpain 10、c/EBPα、PPARα、PPARγ、FOXO1、AMPK、LKB1等について、MEF tagを取り付けたcDNAコンストラクトを作成し、アデノウイルスで発現させることに成功した。これらは、アデノウイルスを静脈注射することで、マウスの肝臓に発現させた後、MEFタグを用いて複合体を精製し、LC-MS/MSを用いて、解析を行った。データベース(Masccot)に照合したところ、いずれのタンパクについても、複合体に含まれる可能性のあるタンパクとして100から250程度が同定された。同時にこれらのbaitタンパクを安定的に発現するHEpG2細胞を作成し、これを用いた結果と比較することで、重要なタンパクの結合を同定しようと努力を続けている状況である。 II.GLUT4、LDL受容体、インスリン受容体含有小胞特異的蛋白の構造及び機能の解析 GLUT1及びGLUT4のC末端にMEFタグを取り付けた蛋白をコードするcDNAを作成し、これらを発現するアデノウイルスを作製した。これを3T3-L1脂肪細胞や培養筋肉細胞に発現させ、MEFタグによって、高純度の蛋白含有小胞を精製する計画であったが、局所へのアデノウイルス注入で、高い効率での発現が容易には得られなかった。そこで、LacZのアデノウイルスを用い、多くの条件で検討することによって、副睾丸上脂肪組織全体に高い効率で発現させる条件を樹立できた。これから、GLUT1及びGLUT4を脂肪組織に発現させる検討を行う段階である。
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