研究課題
1.臨床情報及びゲノムDNAデータベースの再構築我々は、平成15年9月末までに心筋梗塞・冠動脈疾患及び対照を中心としたデータベース(約15000人)の構築を終了しているが、このデータベースにも未だ弱点があった。(1)対照として用いている50歳以上の成人が主として医療機関受診者(人間ドック受診者を含む)であったため、selection biasが生じやすい。(2)性別、古典的リスクファクターの有無別等により層別化解析を行い、遺伝因子-環境因子相互関係の解析には疾患群、対照群共に数を増やす必要がある。我々は平成16年3月より名古屋市近郊の町民からのサンプル収集(人口:N町:34000人、I町:43000人)のために、町当局、住民検診担当者等との打ち合わせと住民教育を行った。平成17年5月よりサンプル収集が開始し、本年度約1800名を収集した。血縁関係のない心筋梗塞罹患患者からのサンプル収集は継続しており、既に6000人を越えている。このような活動の結果、平成17年末には約25000人のデータベースを構築した。2.心筋梗塞・冠動脈疾患罹患同胞対のゲノムDNAサンプル収集平成18年3月までに約250対の心筋梗塞罹患同胞対のサンプル収集を行った。この研究には、名古屋大学、岐阜大学、名古屋市立大学、藤田保健衛生大学医学部附属病院、浜松医科大学、愛知医科大学附属病院を含む公的病院45病院が参加している。3.マイクロサテライト解析とノンパラメトリック連鎖解析ゲノム全域を網羅する721マイクロサテライトマーカーを用いて、タイピングを行っている(研究支援:九州大学生体防御学研究所・ゲノム機能制御学部門:山本健助教授)。
すべて 2006 2005
すべて 雑誌論文 (12件)
Journal of the American College of Cardiology (in press)
Hypertension (in press)
Cardiovasucular Research 69
ページ: 726-735
American Journal of Pathology 168
ページ: 685-694
Circulation Journal 70
ページ: 232-238
Circulation 112
ページ: 2940-2945
Journal of the American College of Cardiology 46
ページ: 2061-2068
Arteriosclerosis, Thrombosis, and Vascular Biology 25
ページ: 1864-1870
Hypertension 46
ページ: 719-724
Journal of Nuclear Medicine 46
ページ: 909-916
Biochemical and Biophysical Research Communications 338
ページ: 1299-1305
Japanese Heart Journal 44 supple.
ページ: S15-S19