研究課題/領域番号 |
17020001
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
高木 利久 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (30110836)
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研究分担者 |
森下 真一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (90292854)
久原 悟 九州大学, 大学院・農学研究院, 教授 (00153320)
松田 秀雄 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (50183950)
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キーワード | 情報解析 / 表現型解析 / データベース / バイオインフォマティクス / 配列解析 / 発現解析 / ゲノムアノテーション / 植物ゲノム解析 |
研究概要 |
ゲノム特定4領域のような研究プロジェクトにおいては、その成果を論文や特許の形で出版するだけでなく、成果をデータベースや解析ソフトウェアの形でも素早く公開することが必要である。その際、実験データを単にデータベースとして公開するだけではなく、いろいろな観点から情報解析を行い、データに生物学的医学的な意味付けをして公開することが欠かせない。本支援班は、情報処理やデータ公開の専門家集団による技術的支援を行うことにより、また、データベースの公開や維持のための人的・資金的支援を行うことにより、上記の要請に応えるために設けられた。 本支援班では、「基盤ゲノム」総括班に設置された情報解析・成果公開支援委員会が、ゲノム特定4領域を統括領域である「生命システム情報」の総括班の監督のもとに、支援希望課題を募るとともに、それらに対して、国際的な競争の観点からの緊急度、データ公開の波及効果の重要度、支援の必要性などの視点からその優先順位付けを行い、それに従い、支援を実施した。 平成17年度は、データの蓄積や解析技術が整っているものを中心に、支援を行った。また、これらと並行して、情報解析支援のための計算機環境(大規模サーバやディスクなど)や基盤ソフトウェアの整備も合わせて行った。具体的には、春(4月)と秋(10月)の2回支援課題を募集した。これに対して、それぞれ8件と8件の応募があった。これらを上述の情報解析・成果公開支援委員会で審査した。平成17年度に本支援班で対応したおもなものは、メタゲノム解析支援・公開システム、ゼブラフィッシュGFP発現パターンデータベース、微生物ゲノム自動アノテーションシステム、植物ゲノム機能解析支援データベース、情報抽出からの知識発見支援システム、マウス多型解析システム、などである。
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