研究課題
ゲノム特定4領域のような研究プロジェクトにおいては、その成果を論文や特許の形で出版するだけでなく、成果をデータベースや解析ソフトウェアの形でも素早く公開することが必要である。本支援班は、情報処理やデータ公開の専門家集団による技術的支援を行う事により、また、データベースの公開や維持のための人的・資金的支援を行う事により、上記の要請に応えるために設けられた。本支援班では、「基盤ゲノム」総括班に設置された情報解析・成果公開支援委員会が、ゲノム特定4領域を統括領域である「生命システム情報」の総括班の監督のもとに、支援希望課題を募るとともに、それらに対して、国際的な競争の観点からの緊急度、データ公開の波及効果の重要度、支援の必要性などの視点からその優先順位付けを行い、支援を実施した。具体的には、前期(5月)と後期(9月)の2回支援課題を募集し、それぞれ7件と9件の応募があった。これらを基盤ゲノムの総括班会議の下に設けられた情報解析・成果公開支援委員会で審査し、支援課題と支援内容を決定した。審査の結果、本支援班で対応したものは、前期後期あわせて14件であった。本支援班で対応した主なものは、スプライシング異常予測とsiRNA設計ツールの公開システムの開発、疾患関連CNVアレル同定の為のケースコントロール関連検定法の公開支援システム開発、網羅的cDNAアノテーション支援業務及び変異部位スコア化手法の開発、リシークエンシングマイクロアレイの変異検出効率改善の為の支援システム開発、アルツハイマー病のゲノムワイド関連解析のための情報解析、腸管出血性大腸菌臨床分離株のresequencingの情報解析支援などで、順次その成果を公開する予定である。また、新型シークエンサーによるゲノムシーケンスデータ保存用ファイルサーバを購入し、新型シークエンサーによるサービス提供の為の情報解析機能の強化を行った。
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