研究課題
特定領域研究
本研究では、新たなCREB制御キナーゼを単離するとともに、CREBの標的遺伝子の一つが神経活動依存的前初期遺伝子Arcであることを示し、その転写制御機構について画期的な知見を得た。また、周産期の脳発達にて活性化されるCaMKI経路の神経回路形成、特に樹状突起・軸索伸展における意義について明らかにした。さらに、PSDやプレシナプスの情報伝達蛋白複合体を形成するPSD-95, RIM1, Shankについて、アクチン動態制御との連関を含め、新たな制御機構を解明した。これらの解析を行うために、シナプス形成・形態変化の可視化や操作の手法の開発にも成功した。
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