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2006 年度 実績報告書

シロイヌナズナ茎伸長関連突然変異体を用いた軸性成長の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17027004
研究機関東京大学

研究代表者

米田 好文  東京大学, 大学院理学系研究科, 教授 (10124215)

研究分担者 鈴木 光宏  東京大学, 大学院理学系研究科, 助手 (40361563)
キーワードシロイヌナズナ / 茎伸長 / 軸性成長 / 突然変異体 / 花茎
研究概要

高等植物の軸性成長、特に茎伸長の過程を分子遺伝学的に理解することを目的とする。花茎の伸長に欠損のあるacaulis1変異、花茎伸長欠損によって花序型が変化するcorymbosa1変異を用いて分子遺伝学的に解析した。
1、花茎伸長欠損変異体acaulis1の遺伝子発現調節。
RT-PCR法を用いて関連遺伝子の発現の状況を解析し、相互作用を推定する材料とした。その結果、acaulis1と病原性遺伝子との関連、窒素栄養状況による遺伝子発現変化、温度変化による遺伝子発現変化を見出した。
2、BIG遺伝子のアレルであるcorymbosa1変異体を機能推定に重点をおいて解析した。
関連遺伝子の制御を調べると、特に茎、花柄の突然変異表現型が顕著な領域でPIN1遺伝子の発現上昇が顕著であった。これが、オーキシンのバランスを崩して伸長欠損に至ると推定されるが、そのプロセス解明までの関与遺伝子が同定できていない。
BIG遺伝子は植物ホルモンオーキシン作用を通じて遺伝子機能することが予想されている。よって、このcolymbosa1変異体における花茎伸長欠損でも同じくオーキシン作用により機能するらしい。
遺伝子機能理解のため下流遺伝子発見のため、花茎伸長欠損を緩和する、あるいは欠損を増長する変異体を単離できた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Characterization of the class IV homeodomain-leucine zipper gene family in Arabidopsis.2006

    • 著者名/発表者名
      Nakamura, M. et al.
    • 雑誌名

      Plant Physiology 141・4

      ページ: 1363-1375

  • [雑誌論文] The dwarf phenotype of the Arabidopsis acl5 mutant is suppressed by a mutation in an upstream ORF of a bHLH gene.2006

    • 著者名/発表者名
      Imai, A. et al.
    • 雑誌名

      Development 133・18

      ページ: 3575-3585

  • [雑誌論文] Metabolic changes in Arabidopsis thaliana expressing the feedback-resistant anthranilate synthase α subunit gene OASA1D.2006

    • 著者名/発表者名
      Ishihara, A. et al.
    • 雑誌名

      Phytochemistry 67・21

      ページ: 2349-2362

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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