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2005 年度 実績報告書

高輝度近紫外LEDを用いた高圧力環境下での光触媒

研究課題

研究課題/領域番号 17029074
研究機関独立行政法人海洋研究開発機構

研究代表者

三輪 哲也  独立行政法人海洋研究開発機構, 極限環境生物圏研究センター, グループリーダー (90272400)

研究概要

高圧力環境下は、表面反応において気泡が発生しないという特徴を持っている。その特徴は電極反応において有用なことである。しかし、高圧耐圧容器は金属による密閉系であること、自然の高圧力環境である深海は光が届かないことなどから、高圧力と光反応の関係は無視されてきた。近年、固体光源であるLEDの発展により、様々な波長のLEDが開発され、樹脂硬化などの応用面から、短波長のLED光源が活発に開発されている。本申請者は、LEDが圧力に対して非常に安定であることから、高圧力にたえうるLEDアレイを構築し、酸化チタン光触媒に高圧力環境下で光照射し、高圧耐圧容器内の光触媒反応を検討し、閉鎖空間内における浄化作用の効果を検討することを目的とする。これまでは面積が小さく十分な成果が得られなかった。365-380nmのピーク波長を持つ紫外線LEDを石英セル中に固定し、圧力による電気回路の故障を防ぐLEDアレイを作成した。これらの電気回路は、耐圧力対策をとった。石英セル表面には、活性炭を含む酸化チタン担持膜を設置し、還流により有機物を固定させ、酸化チタン担持膜上で、物質分解を促進させる試みを行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 深海生物の保圧採取と細胞工学への展開2005

    • 著者名/発表者名
      三輪哲也
    • 雑誌名

      生物工学会誌 83・10

      ページ: 469-471

  • [雑誌論文] Effects of the piezotolerance of cultured deep-sea eel cells on survival rates, cell proliferation, and cytoskeletal structures2005

    • 著者名/発表者名
      Koyama, S., Kobayashi, H., Inoue, A., Miwa, T., Aizawa M.
    • 雑誌名

      Extremophiles 9

      ページ: 449-460

  • [雑誌論文] Survival of Deep-Sea Shrimp (Alvinocaris sp.) During Decompression and Larval Hatching at Atmospheric Pressure2005

    • 著者名/発表者名
      S.Koyama, T.Nagahama, N.Ootsu, T.Takayama, M.Horii, S.Konishi, T.Miwa, Ishikawa, M.Aizawa
    • 雑誌名

      Marine Biotechnology 7・4

      ページ: 272-278

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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