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2005 年度 実績報告書

希土類元素を含むワイドギャップ半導体の階層構造制御

研究課題

研究課題/領域番号 17042002
研究機関北海道大学

研究代表者

吉川 信一  北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10127219)

キーワード構造機能材料 / ディスプレイ / 電子・電気材料 / 無機工業化学 / ナノ材料
研究概要

希土類元素は蛍光体の発光中心として不可欠である。プラズマディスプレーなどの新しい表示デバイスでは、励起波長が従来よりも短波長である147nmの真空紫外光であり、新たな高輝度蛍光体が求められている。本研究では可視部に吸収のないワイドバンドギャップ半導体に注目して、希土類元素をドープもしくは主成分の一つとして含有する新化合物の創製を目的としている。
本年度は、窒化ガリウムをワイドバンドギャップ半導体として選択した。硝酸ユーロピウム、硝酸ガリウム、クエン酸を水溶液中で混合して得たゲルを仮焼した前駆体を、アンモニア気流中で窒化した。生成する酸窒化ガリウムはガリウム欠損をもち、ユーロピウムを2モル%程度しか置換固溶できなかった。それ以上の添加量では、ユーロピウムオキシシアナミドが生成した。その発光波長は窒化ガリウムの波長とは異なっていた。
そこでランタンおよびガドリニウムについても、同様な合成法を用いてユーロピウムをドープしたオキシシアナミドを合成した。3%程度のドープ量で濃度消光を示した。またランタンオキシシアナミドの方が、ガドリニウムオキシシアナミドよりも結晶性が良いことを反映して、発光強度が高かった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 産業財産権 (2件)

  • [産業財産権] 蛍光体の製造方法2005

    • 発明者名
      武田隆史, 吉川信一, 中村善子, 宮崎進
    • 権利者名
      北海道大学, 住友化学株式会社
    • 産業財産権番号
      特願2005-37389
    • 出願年月日
      2005-02-15
  • [産業財産権] 窒化ガリウム系結晶性化合物及びその製造方法並びに結晶性化合物及びその製造方法並びにリチウムシアナミドの製造方法2005

    • 発明者名
      吉川信一, 武田隆史
    • 権利者名
      北海道大学
    • 産業財産権番号
      特願2005-76173
    • 出願年月日
      2005-03-17

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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