研究課題/領域番号 |
17063009
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研究機関 | 国士舘大学 |
研究代表者 |
大沼 克彦 国士舘大学, イラク古代文化研究所, 教授 (70152204)
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研究分担者 |
藤井 純夫 金沢大学, 文学部, 教授 (90238527)
西秋 良宏 東京大学, 総合研究博物館, 助教授 (70256197)
常木 晃 筑波大学, 大学院人文社会科学研究科, 教授 (70192648)
宮下 佐江子 (財)古代オリエント博物館, 研究部, 研究員 (80132760)
佐藤 宏之 東京大学, 大学院人文社会系研究科, 助教授 (50292743)
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キーワード | 西アジア考古学 / セム系部族社会 / ユーフラテス河中流域 / ビシュリ山系 |
研究概要 |
本領域研究の開始年にあたる平成17年度は、研究の本格化へ向けた全体方針と各計画研究の方向性を再確認し、研究成果の社会的還元に尽力した。以下は研究活動の内訳である。1)総括班会議と研究代表者会議を同一日程で4回開催した(平成17年7月17日、10月16日、12月17日、平成18年3月20日(いずれも古代オリエント博物館会議室))。2)研究発表会を2回開催した(第1回:平成17年12月17日:前川和也(国士舘大学共同研究員)「マルトゥーの結婚」、山田重郎(筑波大学助教授)「文書史料におけるセムの系譜とビシュリ山系」、第2回平成18年3月20日:Giorgio Buccellati(カリフォルニア大学教授)「The Discovery of a New Urban Civilization: Urkesh and the Hurrians」、いずの研究発表会も古代オリエント博物館会議室で開催。3)ホームページを開設した。(URL:http://homepage.kokushikan.ac.jp/kaonuma/tokuteiryouiki/index.html)。4)ホームページを9回更新した。5)ニューズ・レターを2度出版した。6)公開シンポジウム「ビシュリ山系:その研究史と研究の方向性」を閉催した。(平成18年3月19日(日)午後1時〜6時、サンシャインシティ文化会館7階大会議室、プログラム:Prehistoric Research in Syria Today"(シリア国ダマスカス考古学博物館副館長・Heba Al-Sakhel)、"The Mountain at the Core: The Geo-political Role of the Jebel Bishri in Early Historic Times"(カリフォルニア大学教授・Giorgio Buccellati)、「石室墓と円筒墓:セム系部族社会の成立過程を墓制面から追跡する」金沢大学教授・藤井純夫)、「文書史料におけるセムの系譜とビシュリ山系」(筑波大学助教授・山田重郎)、「全体討論」(司会:国士舘大学教授・大沼勝彦))。7)各研究班の平成17年度研究成果をとりまとめ、報告書「特定領域研究「セム系部族社会の形成」平成17年度研究報告」を発刊した(平成18年3月31日)。8)国内外の研究機関・個人との渉外活動をおこなった。9)専門的知識を享受するため、外国人研究者を2名招聘した(ダマスカス考古学博物館副館長・Heba Al-Sakhel博士(平成18年3月17日〜22日)、カリフォルニア大学教授・Giorgio Buccellati(平成18年3月16日〜21日))。10)総括班代表者・大沼克彦、現地調査の打ち合わせのため、シリア国考古遺産庁を2度訪問した(平成17年9月、平成18年2月〜3月)。
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