研究課題/領域番号 |
17063009
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研究機関 | 国士舘大学 |
研究代表者 |
大沼 克彦 国士館大学, イラク古代文化研究所, 教授 (70152204)
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研究分担者 |
藤井 純夫 金沢大学, 文学部, 教授 (90238527)
西秋 良宏 東京大学, 総合研究博物館, 教授 (70256197)
常木 晃 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (70192648)
宮下 佐江子 (財)古代オリオント博物館, 研究部, 研究員 (80132760)
佐藤 宏之 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (50292743)
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キーワード | 西アジア考古学 / セム系部族社会 / ユーフラテス河中流域 / ビシュリ山系 |
研究概要 |
本研究領域「セム系部族社会の形成」は、人文、自然科学の多彩な研究分野と研究機関の融合的な連携を通してシリア国北東部ユーフラテス河中流域ビシュリ山系で総合調査をおこない、同地における定住社会の出現とどのように関係してセム系部族社会が形成されたかを通時的に解明する。この研究目的を達成するため総括班は、領域全体でおこなう現地調査と国内・外関連研究を統括的に促進する。会議、研究発表会、シンポジウムを定期的に開催して領域全体の研究進行方向を調整する。また、ニューズレター、成果報告書、ホームページを通して領域全体の研究成果を迅速かつ頻繁に公表する。 以下は総括班が平成19年度に実施した研究活動である。 (1)4回実施した現地調査(ガーネムアリ遺跡の平面図作製と周辺調査、同遺跡の発掘調査と周辺調査、同遺跡の発掘調査と周辺地域の地質・地形調査、ビシュリ台地砂漠のケルン墓の発掘調査と周辺調査)を統括した(担当:総括班全体)。この一連の現地調査の結果、現在、ビシュリ台地砂漠の古代遊牧民・アモリ人がガーネムアリ遺跡などユーフラテス河氾濫原の農耕村落社会の形成に果たした役割を解明しつある。(2)総括班会議を4回開催した(担当:大沼)。(3)研究代表者会議を4回開催した(担当:大沼)。(4)研究発表会を5回開催した(担当:常木)。(5)若手研究者の研究成果発表会を1回開催した(担当:佐藤)。(6)公開シンポジウムを1回開催した(担当:西秋)。(7)招聘研究者による専門知識の提供を1回開催した(担当:大沼)。(8)ニューズ・レターを5回出版した(担当:大沼)。(9)研究成果報告書を3回出版した(担当:大沼)。(10)ホームページを5回更新した(担当:大沼)。(11)領域全体の研究進行方向を調整した(担当:藤井)。(12)会議、研究発表会、シンポジウムの会場を準備し、運営した (担当:宮下)。
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