研究課題
本特定領域研究「セム系部族社会の形成」は、シリア国ユーフラテス河中流域ビシュリ山系で多彩な研究班による総合調査をおこない、同地でセム系部族社会が形成され、発展した経緯を先史時代にまで遡り通時的に解明することを目的とする。この目的を達成するため、総括班である本研究班は以下の研究活動をおこなった。研究代表者・大沼克彦がおこなった研究活動:(1)本研究領域の統括:総括班会議(1回)、研究代表者会議(1回)、外部評価(1回)の開催、(2)研究の蓄積:国際シンポジウムの開催(1回:シンポジウムの進行は研究代表者と連携研究者が分担した)、(3)研究成果の社会還元:ニューズレター(4回)、研究成果報告書(2回)、国際シンポジウム予稿集(1回)、および、国際シンポジウム研究発表論集(1回)の出版、ホームページの頻繁な更新、(4)国内・外研究機関との情報交換、(5)シリア現地調査の統括:第9次~第14次現地調査に参加した研究班各々の日程調整、シリア側研究者との協力関係を促進するためのシリア渡航(研究代表者・大沼:2回)、第14次現地調査(総括的調査)への研究協力者の派遣(1回)。連携研究者が分担しておこなった研究活動:(1)領域全体の研究進行の調整(連携研究者・藤井純夫(金沢大学人間社会研究域教授))、(2)第5回シンポジウム発表内容の出版と第6回シンポジウムの開催(連携研究者・西秋良宏(東京大学総合研究博物館教授))、(3)研究発表会の開催(2回)(連携研究者・常木晃(筑波大学大学院人文社会科学研究科教授))、(4)会議等会場の準備と運営(連携研究者・宮下佐江子(古代オリエント博物館研究部研究員))、(5)若手研究者による研究発表会の開催(1回)とその発表内容の出版(連携研究者・佐藤宏之(東京大学大学院人文社会系研究科教授))。
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Formation of Tribal Communities : Integrated Research in the Middle Euphrates, Syria
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http://homepage.kokushikan.ac.jp/kaonuma/tokuteiryouiki/index.html