研究課題/領域番号 |
17067002
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
赤木 和夫 京都大学, 工学研究科, 教授 (20150964)
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研究分担者 |
河合 壯 奈良先端科学技術大学院大学, 物質科学教育研究センター, 教授 (40221197)
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キーワード | 高分子合成 / 高分子構造・物性 / 超階層構造 / 機能制御 / 電子・電気材料 / 光・磁気機能 / 合成金属 / 共役ポリマー科学 |
研究概要 |
本特定領域研究では、導電性高分子で代表される共役ポリマーの未曽有のポテンシャルを導出し、次代を切り拓く革新的な電子・光・磁気機能の創出を目的とする。この目的のために我が国を代表する当該分野の研究者群を組織し、その総力を結集する。卓越した分子設計と反応・重合設計を基盤とし、従前にない斬新な共役ポリマーを創成し、一次構造から高次構造へ至る超階層構造の自在制御と、集合体や複合体への組織化と形態制御、そして精緻な物性評価と積層構造化による極限機能を探求する。これにより、世界の共役ポリマー研究をリードするとともに、確固とした基礎・応用研究に裏づけられた、将来へ向けての共役ポリマー科学の学術創成を図る。 本領域の研究目標の大半は、本特定領域の終了する平成21年3月時点で完遂したと考えられる。一方、本特定領域研究の研究期間内に得られた最新の研究成果を海外に発信し、世界的評価の確立を図るべく、研究開始の平成17年から平成20年10月までに3回の国際ワークショップと、本研究領域が支持母体となった国際会議(池谷コンファレンス)を開催した。特に平成20年度に得られた極めて優れた研究成果については、平成21年3月までの研究期間内に十分な情報公開を図るとともに、平成22年度7月の世界的な国際会議(合成金属の科学と技術に関する国際会議:ICSM 2010)の開催準備を行った。また、本研究領域の重点目標のひとつでもある「次代を担う若手研究者の育成」の観点から、「超階層制御若手の会」を設立して、中期的な共同研究計画の策定をもとに、当会を引き続き運営するとともに、若手フォーラムを開催した。
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