研究課題/領域番号 |
17069005
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
川合 真紀 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (70177640)
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研究分担者 |
増田 茂 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (50173745)
吉信 淳 物性研究所, 教授 (50202403)
山口 茂弘 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60260618)
塚田 捷 早稲田大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (90011650)
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キーワード | 表面・界面 / 化学吸着 / 金属単結晶表面 / トンネル顕微鏡 / 光電子分光 / 分子エレクトロニクス / 第一原理計算 / 固定電極 |
研究概要 |
平成19年8月8月18日(土)〜8月20日(月)に東京大学小柴ホールにて国際シンポジウムを開催した。このシンポジウムには、外国人招待講演者、領域内および一般から300人以上の研究者が参加した。シンポジウムでは、電極に架橋された単一分子系の電気伝導機構について実験および理論との比較を行い、とりまとめを行うとともに今後の方針について活発な意見交換を行った。加えた、外国人講師からは、内外の研究状碑況を鑑み、単一分子伝導およびその応用としての分子デバイスに関して貴重な意見をもらった。20年3月17日(月)-18日(火)には、名古屋大学野依記念ホールにて成果報告会を開催した。A01班からは、STM非弾性トンネル過程に関する詳細な実験結果、アンドレーフ反射を利用した伝導チャンネルと透過確率の計測、分子デバイスからの発光やバイポーラ性などの報告が行われた。A02班からは、準安定励起原子電子分光法、軟X線発光分光、時間分解2光子光電子分光など分光法を使い、ナノリンク分子に局在したフェルミ準位付近の電子状態について報告された。A03班からは、電気化学STMを使った金属電極-分子接合のコンダクタンス測定や新規な金属電極-分子接合探索について報告があった。A04班からは、有機パイ共役系分子や金属錯体型超分子について報告され、これらの材料をべースに具体的な共同研究の結果が示された。A05班からは、ナノリンク分子の構造、電子状態、電子輸送現象を第一原理的電子状態計算や非平衡Green関数法により解析し機能予測を行うこと、特に結合部位の構造・電子状態と電子輸送現象との関わりについて報告された。共同研究を推進するために、領域内からの共同研究提案を募集し、消耗品のサポートをおこなった。
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