研究課題/領域番号 |
17069005
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
川合 眞紀 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (70177640)
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研究分担者 |
増田 茂 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (50173745)
吉信 淳 東京大学, 物性研究所, 教授 (50202403)
山口 茂弘 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60260618)
塚田 捷 東北大学, 原子材料科学高等研究機構, 教授 (90011650)
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キーワード | 表面・界面 / プローブ顕微鏡 / 分子振動 / コンタクト / 吸着 / ナノリンク |
研究概要 |
平成21年度は、2回の研究会を開催した。第一回は、平成21年5月24日~5月26日の3日間、宮城県仙台市ホテル大観荘にて開催した。計画研究班については、過去4年間の研究成果を中心に、平成20年度から参画している公募班については、過去1年間の研究成果について発表を行った。成果を踏まえて、最終年度の研究内容および全体としての成果とりまとめに関する確認を行った。第二回の領域会議は、平成22年3月1日~2日の2日間、東京大学柏キャンパス内図書館メディアホールにて開催した。領域の最終年度として最終成果を議論した。多様な研究分野の研究者を集めて領域を設定した成果として、これまで交流の少なかった有機合成化学の研究グループと物性計測および物性理論の研究グループ間の連携研究が進み、有機合成グループが新規に開発した分子を計測グループが測定し、理論的な解析を進めるネットワークが構築されたことが挙げられる。また、研究のトピックスとして、多様な分子系について伝導度計測が行われ伝導特性が明らかとなったこと、伝導電子による振動励起と励起状態の緩和過程における化学反応等の核の運動との関係が明らかとなったこと、伝導電子による振動励起の選択則、分子をはさんだ超伝導ジャンクションにおける多重アンドレーフ反射の計測、分光計測による分子電極コンタクトにおける電子状態の詳細の判明、伝導電子と分子スピンの非弾性過程の単一分子での検出、弾性/非弾性伝導過程を記述する理論的枠組みの構築、分子/電極コンタクトを記述する第一原理計算など、多数の成果があげられた。
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