研究課題
特定領域研究発足初年度の今年は、11月に領域立ち上げの研究会を開催した。参加者は、学部4年生から名誉教授クラスまで、総勢60名強、50弱の発表があり、大盛況であった。研究会では、領域の計画研究の紹介のほか、関連する数多くの研究報告があり、この分野の関心の高さを裏付けた。研究に関する議論は、昼夜間わずに盛んに行われ、特に、大学院生など若い人達によい刺激を与えることができた。今後の総括班の活動として、1)年1回の研究会の開催、2)理論の大学院初年度の学生向けのサマースクールの開催 3)日本・韓国・中国との共同の国際研究会の開催 4)一般向けの講演会の開催などを行うことが議論・決定された。計画研究にあげられているJ-PARCでの実験に関して、KEKとDUBNA(ロシア)の共同原子核研究所(JINR)は共同研究に関する覚書(MOU)を締結し、研究者間の交流が開始された。これに基づく具体的な研究協力に関して日本とロシアのそれぞれで関係者の会合を持ち、検出器関係の協力項目の決定を行った。これにより来年度以降、ロシア側で開発・製作した検出器の試験を行っていく予定となった。実験関係の計画研究間では、J-PARCの実験提案の受付が始まったことを受けて、12月より定期的にミーティングを開き、J-PARCへの実験提案の作成を行っている。また、3月末の日本物理学会において、J-PARCに向けたシンポジウムを主催し、実験計画及び理論的な側面に関して活発な議論を行った。
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