研究分担者 |
渡辺 研司 長岡技術科学大学, 技術経営研究科, 教授 (90361930)
浅井 達雄 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (60345535)
木村 哲也 長岡技術科学大学, 技術経営研究科, 准教授 (70273802)
門脇 敏 長岡技術科学大学, 技術経営研究科, 教授 (20185888)
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研究概要 |
研究成果の概要(和文):本研究は,技術に起因するリスクの管理に関する社会システムの発展過程について,日本と欧米諸国との比較を通じて,共通性と日本の特殊性を抽出するとともに,規制環境と技術革新とのダイナミックな関係について分析したものである.規制環境は経済社会システムのあり方によってその形態は大きく異なり,特に日本の明治以降の規制環境は過度に政府の規制に依存する特殊な形態であった.今後の技術革新に対する教訓を汲み取り,今後の制度設計に生かすためには,そうした特殊性を正確に理解するための国際比較の視点が重要であり,本研究では,規制の形態を,制裁と賠償の法行政による規制システム,保険と第三者検査による自主管理システム,市場メカニズムという四つの類型に整理することにより,今後の制度設計に対する見通しを与えた.
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