研究課題/領域番号 |
17083002
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
人文・社会系
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
勝山 稔 東北大学, 大学院・国際文化研究科, 准教授 (80302199)
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研究分担者 |
高西 成介 高知女子大学, 文化学部, 准教授 (50316147)
川島 優子 龍谷大学, 文学部, 専任講師 (30440879)
塩 卓悟 関西大学, アジア文化交流研究センター, 非常勤講師 (80449826)
輪田 直子 石巻専修大学, 理工学部, 専任講師 (90351254)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2009
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キーワード | 「白話小説」 / 「訓読」 / 「井上紅梅」 / 「太平広記」 / 「文言小説」 / 「金瓶梅」 / 「日本」 / 「受容」 |
研究概要 |
本研究は、小説を中心に日中通俗文芸研究の体系化を目的とした研究を実施した。テーマ(1)「日本文化の原形として見た中国文言小説の分析」では、中国人の海のイメージとその変遷について古小説資料を用いて明確化した。またテーマ(2)「近代日本に於ける中国通俗文芸の伝播」は、殆ど解明されていなかった明治以降の白話小説の翻訳の事跡を解明した。テーマ(3)「『金瓶梅』の日本受容状況の調査」は、江戸時代『金瓶梅』は中国語のテキストや医学・薬学的実用書としても読まれていた事実を分析した。またテーマ(4)「宋代文言小説の版本調査」は、関西大学内藤文庫所蔵の『太平広記』版本の調査を実施し、その特色およびその重要性を紹介した。
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