研究課題/領域番号 |
17083004
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小島 毅 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 准教授 (90195719)
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研究分担者 |
保立 道久 東京大学, 史料編纂所, 教授 (70092327)
近藤 成一 東京大学, 史料編纂所, 教授 (90153717)
山内 弘一 上智大学, 文学部, 教授 (40166575)
陶 徳民 関西大学, 文学部, 教授 (40288791)
伊東 貴之 武蔵大学, 人文学部, 教授 (20251499)
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キーワード | 宋史 / 高麗史 / 大日本史 / 王権 / 礼史 / 朱子学 / 水戸学 / 正史 |
研究概要 |
各人が所与の役割分担にもとづいた課題を個別に研究するため資料収集・調査旅行・研究発表(口頭および印刷物)をおこなったほか、共同研究活動として以下のものを実施した。 (1) 本計画研究の主題である3つの正史に関して、18年度に引き続き、分担者各人が役割分担して作業を継続した。すなわち、『宋史』の訳注作業は、18年度予定分(第二分冊)を年度繰越して制作刊行し、第三分冊の編集を開始した。『高麗史』については、「高麗礼思想研究会」を4回開催して検討を加えた。『大日本史』については、大徳寺文書調査、明治大正期の史学資料分析、関連データベース作成を進めた。 (2) 領域全体のワークショップ(九州大学で7月22日に開催)に本計画研究が企画したパネルを提供し、小島(当日代読)・近藤・金栄済(韓国檀国大学、海外協力者)が研究発表をおこなって、ほかの計画研究の代表者・分担者たちと一緒に議論を展開して研究対象への認識を深めた。 (3)如上の研究成果を中間的に総括し、計画後半年次への展望を得るため、王権論に造詣の深い内外の研究者を交え、9月下旬に中国上海にて復旦大学との共催でフォーラムを開催した。そこでの議論をもとに、フォーラムに提出されたペーパーを各自修訂し、20年度に編集・刊行予定の報告論文集の準備作業をおこなった。 (4)中国浙江大学の王海燕氏を2月に招聘し、講演会をはじめとする研究交流をおこなった。
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