研究課題/領域番号 |
17083009
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
横手 裕 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 准教授 (10240201)
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研究分担者 |
末木 文美士 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (90114511)
菊地 大樹 東京大学, 史料編纂所, 助教 (80272508)
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キーワード | 仏教 / 道教 / 日本宗教 / 日本思想 / 大蔵経 / 中国思想 |
研究概要 |
平成20年4月より、前年度に引き続きアルバイト学生を使って東京大学総合図書館所蔵の明万暦版大蔵経(嘉興蔵)の調査を行った。東大総合図書館内の一室に集合し、昨年度までに一応データ収集が完了した正蔵、続蔵、又続蔵3部の各経典の基礎的情報について、チェック作業が平成21年3月まで毎月平均して2回ずつ実施された。また、夏休みおよび冬休みの期間中は、仏教経典研究を専門とする連携研究者の渡辺麻里子(弘前大学)を東京へ招き、集中的な作業とその後の作業方針等についての協議が行われた。その成果として、昨年度作成した正蔵の仮目録に続き、続蔵、又続蔵部分についての仮目録を作成して20年6月に刊行した。また、最終年度にまとめる最終的な研究成果報告書として、3部の総合目録の完全版と大蔵経に関する論文集の作成を協議し決定した。ざらに21年9月に大蔵経をテーマとするシンポジウムを開催することを決定した。 また研究代表者の横手は道教文献の叢書「道蔵精華」の目録を作成し、21年2月に刊行した。 この他の主な活動としては、研究代表者の横手は20年8月下旬から9月上旬にかけて中国の陜西省および河南省、安徽省へ赴き、道教および仏教関係の資料収集を行った。 また、研究分担者の菊地大樹は20年11月に中国漸江省へ赴き仏教遺跡の調査を行った。さらに同12月には渡辺麻里子らとともに宇治の黄檗山万福寺へ赴き、大蔵経関係の資料収集を行った。この他、渡辺麻里子を高野山等の日本各地の寺院、図書館へ派遣して現存する大蔵経の調査を行わせた。
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