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2005 年度 実績報告書

五山文学における宋代詩文の受容と展開-詩文集の注釈と詩話を中心に-

研究課題

研究課題/領域番号 17083014
研究機関大阪大学

研究代表者

浅見 洋二  大阪大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (70184158)

研究分担者 内山 精也  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 助教授 (20275019)
堀川 貴司  鶴見大学, 文学部, 教授 (20229230)
住吉 朋彦  慶應義塾大学, 附属研究所斯道文庫, 講師 (80327668)
キーワード五山文学 / 宋代 / 詩文集 / 注釈 / 詩話
研究概要

本研究は、日本の五山文学において、中国宋代の詩文がどのように受容されていったか、主として詩文集に附された注釈と詩話を取りあげ、日本文学と中国文学双方の視点から研究するものであり、1中国宋代の詩文集注釈と詩話の編纂状況を明らかにすること、2それら文献資料の五山文学における受容状況を整理・検討するとともに、それらがどのように加工・増修されたか、そして日本独自の詩文注釈・詩話の形成にどのように関わっていたかを明らかにすることを目的として行われる。
本年度は、全体の基礎となる研究に重点を置いて行った。特に、1中国宋代における詩文集注釈および詩話の編纂状況、2五山文学における中国宋代の詩文集注釈および詩話の受容状況を整理・検討する文献学的研究が中心課題となった。四名それぞれが国内および中国・台湾の研究機関・所蔵機関に調査に赴いて資料調査を行うとともに、8月と11月には全体の研究集会を開催してそれぞれの研究成果を持ち寄り、相互に検討を加えた。また、11月の研究集会においては、東英寿鹿児島大学教授を招いて「五山文学と『漢学紀源』について」と題する講演をしていただいた。
それぞれの研究成果については、国内外の学術誌等に発表するとともに、中国・台湾の国際学会において発表した。
全体で行う五山における抄物資料の訳注に着手した。これについては、研究機関を通して作業を進め、最終年度に刊行する予定である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] 栄代士大夫の詩歌観-蘇軾「白俗」評の意味するもの-2006

    • 著者名/発表者名
      内山精也
    • 雑誌名

      松浦友久博士追悼記念中国古典文学論集(研文出版)

      ページ: 701-716

  • [雑誌論文] 森大狂旧蔵 本朝禅林撰述書目 翻刻と解題2006

    • 著者名/発表者名
      堀川貴司
    • 雑誌名

      禅文化研究所紀要 28

      ページ: 415-436

  • [雑誌論文] 瀟湘八景と和歌2006

    • 著者名/発表者名
      堀川貴司
    • 雑誌名

      和歌の図像学(岩波書店)

      ページ: 161-182

  • [雑誌論文] 宋代士大夫の詩歌観-「蘇黄」から江湖派へ-2005

    • 著者名/発表者名
      内山精也
    • 雑誌名

      橄欖 13

      ページ: 5-32

  • [雑誌論文] 中世から近世へ-漢詩文、漢籍をめぐって-2005

    • 著者名/発表者名
      堀川貴司
    • 雑誌名

      中世文学 50

      ページ: 22-27

  • [雑誌論文] こぼれ咲きの花々-禅林ゆかりの小作品群-2005

    • 著者名/発表者名
      堀川貴司
    • 雑誌名

      国文学 解釈と教材の研究 50-10

      ページ: 108-113

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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