研究課題/領域番号 |
17083014
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
浅見 洋二 大阪大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (70184158)
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研究分担者 |
内山 精也 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 助教授 (20275019)
堀川 貴司 鶴見大学, 文学部, 教授 (20229230)
住吉 朋彦 慶應義塾大学, 附属研究所斯道文庫, 講師 (80327668)
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キーワード | 五山文学 / 宋代 / 詩文集 / 注釈 / 詩話 |
研究概要 |
本研究は、日本の五山文学において、中国宋代の詩文がどのように受容されていったか、主として詩文集に附された注釈と詩話を取りあげ、日本文学と中国文学双方の視点から研究するものであり、1中国宋代の詩文集注釈と詩話の編纂状況を明らかにすること、2それら文献資料の五山文学における受容状況を整理・検討するとともに、それらがどのように加工・増修されたか、そして日本独自の詩文注釈・詩話の形成にどのように関わっていたかを明らかにすることを目的として行われる。 本年度は、全体の基礎となる研究に重点を置いて行った。特に、1中国宋代における詩文集注釈および詩話の編纂状況、2五山文学における中国宋代の詩文集注釈および詩話の受容状況を整理・検討する文献学的研究が中心課題となった。四名それぞれが国内および中国・台湾の研究機関・所蔵機関に調査に赴いて資料調査を行うとともに、8月と11月には全体の研究集会を開催してそれぞれの研究成果を持ち寄り、相互に検討を加えた。また、11月の研究集会においては、東英寿鹿児島大学教授を招いて「五山文学と『漢学紀源』について」と題する講演をしていただいた。 それぞれの研究成果については、国内外の学術誌等に発表するとともに、中国・台湾の国際学会において発表した。 全体で行う五山における抄物資料の訳注に着手した。これについては、研究機関を通して作業を進め、最終年度に刊行する予定である。
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