研究課題/領域番号 |
17083014
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
浅見 洋二 大阪大学, 文学研究科, 教授 (70184158)
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研究分担者 |
内山 精也 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (20275019)
堀川 貴司 鶴見大学, 文学部, 教授 (20229230)
住吉 朋彦 慶應義塾大学, 附属研究所斯道文庫, 准教授 (80327668)
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キーワード | 五山文学 / 宋代 / 詩文集 / 詩話 / 注釈 |
研究概要 |
本年度は、前年度までの研究成果を踏まえ、研究全体の取りまとめを中心に行った。特に、本特定領域研究の重点項目「東アジアからみた五山文化」研究と連動する形での研究を行った。21年5月、7月、22年1月には、他の分野のメンバーと共同して研究会を開催し、五山文化に関して総合的な検討を加えた。この研究成果は、一船向けの講座の一冊『東アジアからみた五山文化』(仮題)として公刊の予定であり、それに向けての大きな進展が得られた。 上記に加えて、本研究課題に関しては、引き続き各地の所蔵機関に赴いて、五山文学・宋代文学に関する資料の調査を行い、多くの新たな知見を得ることができた。また、中世禅僧の漢詩文制作および漢籍受容についての研究をまとめて論文集『東アジアの文学交流』(仮題)として公刊する計画の取りまとめを行った。 宋代文学に関する研究としては21年5月に宋代詩文研究談話会を開催し、国外からも研究者を招いて討議を行い、宋代文学に関する知見を深めることができた。特に、南宋時期の詩文制作と伝播に関して、確実な成果が得られた。 また、これまでに引き続き抄物資料の訳注作成を行った。その成果は上記論文集『東アジアの文学交流』に収録の予定である。
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