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2005 年度 実績報告書

「東アジアの海域交流と日本伝統文化の形成」調整班B01:現地調査研究部門

研究課題

研究課題/領域番号 17083017
研究機関広島大学

研究代表者

岡 元司  広島大学, 大学院文学研究科, 助教授 (10290777)

研究分担者 早坂 俊廣  信州大学, 人文学部, 助教授 (10259963)
高津 孝  鹿児島大学, 法文学部, 教授 (70206770)
加藤 徹  広島大学, 総合科学部, 助教授 (80253029)
二階堂 善弘  関西大学, 文学部, 教授 (70292258)
キーワード現地調査 / 地域 / 遺産 / エコシステム / 海域 / GPS / 空間
研究概要

平成17年10月に関西大学において、現地調査部門第1回全体集会をおこない、今後の方針について話し合った。その結果、各班の現地調査の際に、携帯型のGPS(Global Positioning System/全地球測位システム)装置を携行し、史跡の場所の位置データ(経度・緯度)をとることとした。この作業の蓄積が進めば、研究計画後半の年度において、寧波およびその周辺の地域空間の中に、水利施設、寺院・道観・祠廟・墓、科挙合格者・思想家の出生地・活動範囲などを、GIS(Geographical Information System/地理情報システム)によって地図上にわかりやすく示すことができ、これまでの文献中心の研究では明らかにできなかった地域社会の多角的な構造変化を導き出すことができることとなる。
また、平成18年2月には東京大学駒場キャンパスにおいて、現地調査部門国際シンポジウム「寧波研究の課題と可能性」を開催した。このシンポジウムには、世界の寧波研究者が集まり、寧波研究の現状を把握し、今後の課題について討論をおこなった。その結果、地中海・インド洋など他の海域世界とは異なる東シナ海海域の特色を考察していく必要性が確認された。
なお、現地調査のために最も重要となる現地(寧波)でのパートナーについては、寧波大学が非常に積極的に受入をおこなってくれており、現地基地の提供や調査への同行など、われわれが必要とする援助を与えてくれている。こうした追い風を受けて、各班ともに積極的に1年目の予備調査をおこない、来年度以降の本格的調査に向けての調整を進めることができた。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (6件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 周防から明州へ-木材はなぜ運ばれたか2006

    • 著者名/発表者名
      岡 元司
    • 雑誌名

      義経から一豊へ(小島毅編)(勉誠出版)

      ページ: 30-36

  • [雑誌論文] 『琉球百問』と渡嘉敷通寛2006

    • 著者名/発表者名
      高津 孝, アンゲラ・ショッテンハンマー
    • 雑誌名

      鹿大史学 53

      ページ: 18-30

  • [雑誌論文] 宋代における沿海周縁県の文化的成長-温州平陽県を事例として-2005

    • 著者名/発表者名
      岡 元司
    • 雑誌名

      歴史評論 663

      ページ: 2-11

  • [雑誌論文] 奄美大島『太家文書』訳稿2005

    • 著者名/発表者名
      高津 孝
    • 雑誌名

      奄美ニューズレター 17

      ページ: 1-4

  • [雑誌論文] 米国の中国出版文化史研究2005

    • 著者名/発表者名
      高津 孝
    • 雑誌名

      中国--社会と文化 20

      ページ: 471-481

  • [雑誌論文] 陸游評價的系譜 愛國詩人與國家主義2005

    • 著者名/発表者名
      高津 孝
    • 雑誌名

      政大中文學報 4

      ページ: 59-77

  • [図書] 漢文の素養2006

    • 著者名/発表者名
      加藤 徹
    • 総ページ数
      240
    • 出版者
      光文社(新書)

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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