研究課題/領域番号 |
17083023
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
井手 誠之輔 九州大学, 大学院人文科学研究院, 教授 (30168330)
|
研究分担者 |
島尾 新 多摩美術大学, 美術学部, 教授 (80170926)
藤岡 穣 大阪大学, 大学院文学研究科, 助教授 (70314341)
板倉 聖哲 東京大学, 東洋文化研究所, 助教授 (00242074)
谷口 耕生 奈良国立博物館, 学芸課, 研究員 (80343002)
|
キーワード | 寧波仏画 / 雪舟 / 栄西 / 鎌倉彫刻 / メトロポリタン美術館 / フリーア美術館 / ボストン美術館 |
研究概要 |
1)データ入力 昨年度に引き続き、寧波美術関係資料について継続的にデータ入力を行い、寧波仏画120点、世俗画30点について、基礎データ及び画像データを600件入力した。 2)現地調査 8月に約2週間の日程で、研究分担者全員の参加をえて、アメリカ東海岸の美術館等(メトロポリタン美術館、バークコレクション、プリンストン大学附属美術館、フリーア美術館、ボストン美術館、ロイヤルオンタリオ美術館)で寧波関係の仏画・世俗画について調査し、関連資料を収集するとともに、現地の研究者と討議を行った。 3)国内調査 明代の寧波関係資料については、山口県立博物館で開催された雪舟展に関係し、更に資料を蓄積した(島尾・板倉)。また奈良国立博物館、京都国立博物館、岡山県立美術館、静嘉堂文庫美術館等において、寧波関係仏画資料の調査を行った(井手・板倉・谷口・藤岡)ほか、中国宋代絵画資料について台湾(板倉)で、高麗美術資料について韓国での海外調査を行った(井手)。 4)成果発表 12月に文化交流研究部門と九州国立博物館が主催した国際シンポジウム「寧波の美術から海域交流を考える」において、美術史研究者として中心的な役割を果たし、3名が発表し、2名が司会をつとめた。また台湾及び韓国からの研究者と、東アジア地域における寧波美術の意義について、意見を交換した。 口頭発表 井手誠之輔「寧波をめぐる場と美術」 谷口耕生「栄西の入宋と東大寺復興」 藤岡穣「鎌倉彫刻における宋代美術の受容」 司会 板倉聖哲、第一セッション:入宋僧と寧波文化 島尾新、第二セッション:遣明使の視界
|