• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

16世紀から現代の中国江南地域における医療と環境をめぐる社会史

研究課題

研究課題/領域番号 17083032
研究機関川村学園女子大学

研究代表者

帆刈 浩之  川村学園女子大学, 文学部, 教授 (40284278)

研究分担者 飯島 渉  青山学院大学, 文学部, 教授 (70221744)
東郷 俊宏  東京有明医療大学, 保健医療学部, 准教授 (30303902)
キーワード医療史 / 環境 / 江南 / 伝統医学
研究概要

最終年度にあたる21年度は、引き続き調査研究を進めつつ、これまでの研究をもとに学術会議での発表など研究成果を公表し、学術交流の一層の促進に重点をおいた。
帆刈は第54回国際東方学者会議(5月15日)に参加し、特定領域研究の研究活動の一環として開設されたパネルにおいて、コメンテーターとして、海外の研究者と研究交流をはかった。また、中国医学における環境認識に関して、中国医学の「南北問題」という視点を提起し、移住と環境変容をめぐって地域性がどのように顕在化してきたかを問題にした。
飯島は、総合地球環境学研究所の研究プロジェクトと共同して、国際ワークショップ「雲南の環境と疾病」の企画を中心的に担い、自然科学分野からの知見との比較・融合を試みた。さらに江南地方の感染症について、聞き取り調査を実施した。そして、これまでの研究を一般向けの概説書として公刊した。
東郷は、近代(特に戦後)の日本、中国における中国伝統医学理論および実践の展開について検討した。また、これに関連して現代中国老中医の臨床実践およびその基礎となる理論について、WHOによる伝統医学の標準化の展開について研究した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 感染症の中国史2009

    • 著者名/発表者名
      飯島渉
    • 総ページ数
      212+7
    • 出版者
      中公新書

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi