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2005 年度 実績報告書

東アジアの地域形成と地方統治官:規範の普及と現実

研究課題

研究課題/領域番号 17083033
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

山本 英史  慶應義塾大学, 文学部, 教授 (90127796)

研究分担者 武内 房司  学習院大学, 文学部, 教授 (30179618)
八尾 隆生  広島大学, 大学院文学研究科, 助教授 (50212270)
嶋尾 稔  慶應義塾大学, 言語文化研究所, 助教授 (90255589)
キーワード寧波 / 雲南 / ベトナム / 地方統治 / 東洋史
研究概要

東アジアの中核で形成された地方統治の規範が、東アジアの周辺各地にどのように普及し、それぞれの地域形成の現場においていかに実現された(されなかった)かを問うために、各地の地方統治官の残した記録、地方政治に関わる文書、地方統治のマニュアル類を検討する。中国本土の中核部である寧波の清代地方官僚の事例を軸としつつ、中華帝国の周辺の事例、及び中華帝国の外側のベトナムの事例を取り上げて、比較・検討する。
上記の研究目的を実現するため、本年度は以下のような活動を行った。
1.8月に第1回の研究会を開き、研究計画出発時点でのそれぞれの研究内容についての基礎知識を共有し、それぞれの年度内の目標を確認した。
2.メンバー各自が問題に関連する一次・二次資料群の全体的な把握に努め、データベース化した。
3.メンバーはそれぞれの文献収集活動を行い、その一部は北京、ハノイなどの海外において活動を実施した。
4.文献資料研究部門の共通するシンポジウムに積極的に参加し、他の部門との情報の共有化をはかった。
以上の活動を基盤にして来年度はより具体的な研究活動を展開していきたいと考える。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] 健訟の認識と実態-清代の江西吉安府の場合-2006

    • 著者名/発表者名
      山本 英史
    • 雑誌名

      宗-清代の法と地域社会(大島立子編)(財団法人東洋文庫)

      ページ: 40

  • [雑誌論文] 『寿梅家礼』に関する基礎的考察2006

    • 著者名/発表者名
      嶋尾 稔
    • 雑誌名

      慶應義塾大学言語文化研究所紀要 37

      ページ: 19

  • [雑誌論文] 《民族図説》の成立とその時代〜一九世紀初、伯麟『雲南種人図説』によるシンプソンパンナーの辺疆風景2005

    • 著者名/発表者名
      武内 房司
    • 雑誌名

      中国の民族表象-南部諸地域の人類学・歴史学研究(長谷川清, 塚田誠之 編)(風響社)

      ページ: 27

  • [雑誌論文] 社会主義とキリスト教土着教派〜耶蘇家庭・霊霊教・呼喊派・東方閃電2005

    • 著者名/発表者名
      武内 房司
    • 雑誌名

      結社が描く中国近現代(野口鐡郎 編)(山川出版社)

      ページ: 17

  • [雑誌論文] 黎朝開国功臣の土地所有と農業開拓2005

    • 著者名/発表者名
      八尾 隆生
    • 雑誌名

      広島東洋史学報 10

      ページ: 28

  • [雑誌論文] ヴェトナム前期黎朝の滅亡と清化集団の再編2005

    • 著者名/発表者名
      八尾 隆生
    • 雑誌名

      史学研究 248

      ページ: 26

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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