研究課題/領域番号 |
17107005
|
研究種目 |
基盤研究(S)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
発生生物学
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
近藤 寿人 大阪大学, 大学院・生命機能研究科, 教授 (70127083)
|
研究分担者 |
蒲池 雄介 大阪大学, 大学院・生命機能研究科, 准教授 (90263334)
内川 昌則 大阪大学, 大学院・生命機能研究科, 助教 (80346147)
|
連携研究者 |
竹本 龍也 大阪大学, 大学院・生命機能研究科, 助教 (30443899)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2009
|
キーワード | 遺伝子 / シグナル伝達 / 脳・神経 / 発現制御 / 発生・分化 |
研究概要 |
神経系原基(神経板)は脊椎動物胚で最初につくられる体細胞組織である。その成立に対応して発現されるSox2遺伝子が、神経系原基の領域ごとに異なったエンハンサーよって制御されることに注目して、個々のエンハンサーの活性化機構を研究した。その結果、神経板は、前部、中間部、後部で全く異なった制御機構に基づいて形成されること、特に後部神経板は、沿軸中胚葉組織と共通の前駆体から生ずることが明らかになった。中胚葉から分離した後の外胚葉から神経板が誘導されるという、古典的なモデルは否定される。SOX2は、POU因子と相互作用しながら、神経系原基形成に関与する多くの遺伝子を制御していることを示した。
|