研究課題
基盤研究(S)
当研究室にて開発した「妊娠中毒症モデルマウス」を活用し、(1)妊娠中毒症の発症原因として、母胎問ネットワークの「要」である胎盤の血管内皮細胞障害を発端とした機能障害を特定するとともに、本モデルマウスがヒトの重篤な妊娠時疾患であるHELLP症候群と類似の症状を示すこと、(2)母胎間相互作用の破綻により多臓器不全と新生児死亡を伴う子宮内胎児発育遅延(IUGR)を発症すること、(3)新規の心血管機能制御系であるAPJ受容体が本モデルマウスの著しい腎臓障害を一層増悪化する可能性があること、を明らかとした。
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