研究分担者 |
市瀬 龍太郎 国立情報学研究所, 情報学プリンシプル研究系, 准教授 (00332156)
濱崎 雅弘 独立行政法人産業技術総合研究所, 情報技術研究部門, 研究員 (50419016)
西澤 正己 国立情報学研究所, 人間,情報社会相関研究系, 准教授 (00281585)
安田 雪 東京大学, 大学院・経済学研究科, 特任准教授 (00267379)
高橋 徹 国際電気通信基礎技術研究所, 認知情報科学研究所, 専任研究員 (20374118)
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研究概要 |
本研究では創造的活動をコンピュータで支援する仕組みを提案することが目的とするが,とくに人間間の関係,すなわち社会ネットワーク(social network)に注目し,社会ネットワークを利用することで新しい創造活動支援を実現することを狙っている.創造的活動としては研究論文や文書などの執筆発表活動を対象にして,その活動に有用な情報を適宜獲得したり,関連する人々とコミュニケーションを可能とするような支援を行うことを目標とする. そこで,本研究では調査型研究,モデル構築,システム構築の3つの側面を相補的に実施することで,多面的かつ集中的にこの問題の解決を行った.調査型研究では論文発表データやWebから人間関係の分析を行う.モデル構築では創造的活動支援における社会ネットワークの役割を分析モデル化する.システム構築では実際に社会ネットワークを抽出したり,それに基づく創造活動支援を行うシステムを試作した. 具体的な分析としては科研費における計量情報学分析や論文引用ネットワークの分析,大学における教授ネットワークの分析を行った.また消費者間ネットワークと購買行動についての研究も行った.システム構築の具体例としては社会ネットワーク抽出の技術を広く使ってもらうために、「ネットワーク作る君」のシステム構築を行なった。応用システムとしては学術会議支援や博物館来館者支援システムを構築した.
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