研究分担者 |
久留島 典子 東京大学, 史料編纂所, 教授 (70143534)
高橋 敏子 東京大学, 史料編纂所, 教授 (80151520)
本郷 和人 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (80209311)
遠藤 基郎 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (40251475)
渡邉 正男 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (80230994)
|
研究概要 |
本研究は,1600年以前に日本で作成された古文書について,原本はもとより影写本・謄写本・写真帳・目録・翻刻などあらゆる媒体に依る情報を網羅し,グルーピングすることにより,ナショナルユニオンカタログの構築をめざすものである。古文書を文化財として管理する上でも,また古文書に基づいて歴史研究を行う上でも,本データベースを構築することの意義はきわめて大きい。この計画を達成するために2007年度においては以下の研究を進めた。 1.2005年度に納品された「日本古文書ユニオンカタログ基本設計書」にもとづき,イメージ表示の異種ファイル対応・英語版対応・関連データ(古文書フルテキスト・奈良時代古文書フルテキスト・平安遺文フルテキスト・鎌倉遺文フルテキスト)参照・グルーピングデータ管理番号出力などのシステム開発を,株式会社シールズに依頼して進めた。 2.史料編纂所架蔵原本・謄写本・写真帳・刊本のうちユニオンカタログの登録対象となるものを選定する作業を,2006年度に引き続き行った。 3.滋賀県湖北地域及び福井県敦賀市域において古文書調査を行った。 4.滋賀県長浜市について古文書調査を行った。 5.神戸大学所蔵古文書の調査を行った。 6.奈良市西大寺所蔵古文書の調査を行った。 7.2006年度に調査したイェール大学所蔵古文書について,東大-イェールイニシアティブ主催「日本資料研究ワークショップ」 (イェール大学,2008年3月26日)において発表した。
|