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2006 年度 実績報告書

ウェアラブルな点字読み取りセンサシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17200037
研究機関秋田県立大学

研究代表者

長南 征二  秋田県立大学, システム科学技術学部, 教授 (20005424)

研究分担者 猪岡 光  東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 客員教授 (20006191)
岡 芳知  東北大学, 医学系研究科, 教授 (70175256)
田中 真美  東北大学, 工学研究科, 助教授 (80271873)
嵯峨 宣彦  秋田県立大学, システム科学技術学部, 准教授 (80315639)
王 鋒  前橋工科大学, 工学部, 助教授 (80323046)
キーワード点字 / 高分子圧電フィルム / 触覚センサ / 指装着型センサ / 計測 / 識別システム / ウェアラブルシステム
研究概要

昨年度製作した指装着型点字読み取り用センサを用いて検証実験を行いさらに操作性を考慮した改良を加えた。またウェアラブル化を目指し小型パーソナルコンピュータによるデータ取得システムの試作および識別システムについての検討を行った。得られた結果は以下の通りである。
1.点字に対して一定押し付け変位を実現するためのストッパーと直進性のためのガイドが設けられており、また高分子圧電材料をセンサ受感材料として用いて製作したセンサを用いて複数の人間による点字の読み取り検証実験を行った。得られた出力波形は振幅の大きさや出力が得られる時間が各人により異なるものの安定しており、これまで構築した判別システムに信号の無次元化を導入することで有効であることが分かった。また、操作性を考慮して点字の面に対するピボット構造のセンサを試作した。これよりセンサと点字の安定接触が実現でき、指の向きを点字面に対して水平に走査することを意識せずに点字を擦るだけで安定した出力が得られることが確認できた。
2.ウェアラブルな使用を考慮して小型パソコンを用いたセンサ信号の取得を試みた。小型パソコン上で信号取得用のためにソフトの開発を行い、リアルタイムでセンサ信号取得を実現した。また、得られた信号よりこれまで行っていたオシロスコープでの取得信号と類似した波形であることは確認できたが、値としては異なることが分かった。識別システムについてはこれまで用いていた閾値の値とは異なり、再度データベース用のデータを小型パソコンで計測・取得し用意することが必要であることが分かった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] PVDFフィルムを用いた点字認識センサシステムの開発2007

    • 著者名/発表者名
      田中真美, 齋藤正人, 長南征二
    • 雑誌名

      IIP2007 情報・知能・精密機器部門講演会講演論文集

      ページ: 299-302

  • [雑誌論文] Wearable Tactile Sensor System for Reading Braille2006

    • 著者名/発表者名
      Kaoru Miyata, Mami Tanaka, Tatsuo Nishizawa, Seiji Chonan
    • 雑誌名

      International Journal of Applied Electromagnetics and Mechanics 23

      ページ: 203-215

  • [雑誌論文] Development of a Wearable Braille Sensor with a Robust Recognition System2006

    • 著者名/発表者名
      Kaoru Miyata, Mami Tanaka, Tatsuo Nishizawa, Seiji Chonan
    • 雑誌名

      Proceedings of The First IEEE/RAS-EMBS International Conference on Biomedical Robotics and Biomechatronics (CD)

      ページ: F121

  • [図書] 医療や福祉に役立つ触覚センサの開発2007

    • 著者名/発表者名
      田中 真美
    • 総ページ数
      112(53-56)
    • 出版者
      機械学会誌

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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