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2007 年度 実績報告書

1H-MRS法による骨格筋の細胞内・外脂肪量と加齢、体組成、体力、運動と脂質代謝

研究課題

研究課題/領域番号 17200040
研究機関小樽商科大学

研究代表者

中川 喜直  小樽商科大学, 商学部, 教授 (80201664)

研究分担者 服部 正明  北海道東海大学, 国際文化部, 教授 (70208544)
岡野 五郎  札幌医科大学, 医学部, 准教授 (50117610)
原田 邦明  札幌医科大学, 附属病院, 技師 (50423760)
キーワード筋細胞内脂肪 / プロトンMRS / クレアチン / 筋細胞外脂肪 / エアロビクス / 筋断面積 / 筋水分量
研究概要

【目的】持久トレーニングを積んだ競技選手の筋細胞内脂肪(IMCL)は一般健常者より高いことが報告されている。本研究では有酸素運動を積んでいる女性のIMCLについて調査検討した。【方法】被験者にはエアロビクスインストラクター(エアロ群)(32.5±6.6才(n=12),身長;158±5.1cm,体重;50.2±3.2kg,BMI;20.2±1.3m/kg^2,体脂肪率;17.1±2.1%)と健康な女性(34.1±2.6才(n=9),身長;158±5.2cm,体重;52.5±6kg,BMI;21±2.3cm,体脂肪率;24±3.8%)を対象群に用いた。筋細胞内脂肪の測定にはプロトン核磁気共鳴法(1H-MRS)を用いて、右足の前脛骨筋(TA)、ヒラメ筋(SOL)、内側腓腹筋(MG)を被験筋に用い、筋腹部1cm^3内に含まれるIMCLと筋細胞外脂肪(EMCL)を定量した。下腿部の筋断面積と皮下脂肪量はMRIによって筋断層写真を撮影し断面積を求めた。最大酸素摂取量の測定には呼吸代謝装置を用いてトレッドミル走により測定した。体脂肪量の計測は空気置換法により求め、これらの測定データについて比較検討した。【結果と考察】エアロ群の最大酸素摂取量は対象群に比し有意に高い値を示し、エアロ群の高い持久性能力が認められた。しかしながら、それぞれの筋のIMCL量はエアロ群と対照群との間に有意な差は認められなかった。先行研究によると肥満によりIMCLは増加することが知られているが、対照群の体脂肪率はエアロ群のそれより著しく高いため明らかな差が認められなかったのだろう。一方、EMCLについては、SOLにおいてエアロ群の値が対照群のそれと比較して有意に低い値を示した。TA及びMGのEMCLは両群間に差は認められなかった。霜降り状の脂肪とされるエアロ群のEMCLに低い値が認められた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Age-Related Changes in Intramyocellular Lipid in Humans by in vivo ^1H-MR Spectroscopy.2007

    • 著者名/発表者名
      Yoshinao Nakagawa
    • 雑誌名

      Gerontology 53

      ページ: 218-223

    • 査読あり
  • [学会発表] ^1H-MRS法による骨格筋の細胞内・外脂肪量へ与える加圧歩行の影響2007

    • 著者名/発表者名
      中川喜直
    • 学会等名
      日本体力医学会
    • 発表場所
      秋田 ノースアジア大学
    • 年月日
      2007-09-15

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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