研究分担者 |
斎藤 嘉代 文化女子大学, 服装学部, 教授 (50339496)
磯崎 明美 文化女子大学, 服装学部, 准教授 (70339498)
柳田 佳子 文化女子大学, 服装学部, 准教授 (60409323)
平良木 啓子 文化女子大学, 服装学部, 講師 (70409324)
西脇 明子 文化女子大学, 服装学部, 講師 (90409326)
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研究概要 |
1)高齢女子の人体計測:■非接触三次元人体計測・他:本年度の人体計測は29人を実施し,合計308人に達した。高度,周径,体表・体軸角度等の基本統計処理を行い,高齢女子の計測データベースの整備を行った。特に側面シルエットの平均図を60,70,80歳代の年齢層別に3タイプ作成した。また,三次元人体計測から得られた水平断面図からBL,WL,HL等,平均的図形を求め,高齢女子の主要部位における形状及び形態把握を行った。■計測点の自動認識:衣服設計を前提とし,人体全身計測を目的とした場合の格子パターン投影方式の三次元計測装置の精度検証を中心に研究を行った。結果,姿勢保持のための揺れを最小限に搾えた計測が可能となった。しかし,肩部形状は正確に採取されておらず,投影する格子パターンの高密度化及び光源設置位置の改良が必要と考えられた。■運動可動域の計測:高齢女子の可動域の実験は,衣服着脱時の動作として(1)上衣着用時の肩関節の回旋,(2)パンツ及びスカート着用時の片足バランスの2動作に絞り,三次元動作分析装置を使用し若年成人女子と比較した。結果,今回の健常な高齢女子の運動可動域においては,若年成人女子との有意差は認められなかった。 2)高齢女子用上半身原型・トルソー原型・ジャケットパターンプログラムの研究:昨年度行った上半身展開図の基礎研究に基づき,高齢女子の人体計測結果と若年成人女子との原型衣のパターン比較を行い,高齢女子の体型の特徴を捉え,上半身原型衣パターンを試作した。結果は,第9回日本感性工学会大会・総会及びInternational Conference on Kansei Engineering and Emotion Research 2007にて発表した。一方,ジャケットパターン設計プログラムは,平均的体型のトルソー原型からジャケットパターンを作成し,プログラム化して三次元人体計測装置に搭載した。
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