研究分担者 |
腰塚 武志 筑波大学, 副学長 (50011094)
大山 達雄 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (30134323)
田口 東 中央大学, 理工学部, 教授 (50114533)
栗田 治 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (40211891)
三浦 英俊 明海大学, 不動産学部, 准教授 (30306253)
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研究概要 |
1.ネットワーク構造を有するシステムの頑健性の定量的評価手法の発展型として,水道網を構成する各部分の強度に差がある場合の分析方法を考案し,東京都を例として数値計算を行った. 2.都市の道路網の典型的パターンである格子状ネットワークおよび放射・環状ネットワークを取り上げ,平常時および一部分の閉塞時に,ネットワーク構造が交通流分布にどのような影響を及ぽすかを検討した. 3.経済性を考慮に入れて,鉄道の軌道の最適な保守計画を策定するモデルを作成した. 4.都市内各地の重要度の分布を記述するための地利値モデルを作成し,最適化モデルを通じた位置づけを行った. 5.空間データ予測手法の一つであるクリギングを応用して,2地点間の旅行時間を予測する手法を提案した. 6.CO_2の排出削減の観店から,トラックによる貨物の輸送を貨物列車による輸送に転換できるかどうかを検討するモデルを作成し,東海道線を例として数値計算を行い,増発可能な列車数および輸送可能貨物量の推定を行った. 7.首都圏直下地震が発生した際を想定して,発生時刻に応じて電車乗客の被害者の地理的分布を計算する方法を提案し,いくつかのケースを仮定して計算を行った.この中には,帰宅困難者の分布予測も含まれる. 8.大震災時の多発火災によって延焼面積が増大してゆく様子を記述するための確率モデルを開発し,延焼の基本的な特性を解明した.
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