研究課題/領域番号 |
17202002
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研究機関 | 大東文化大学 |
研究代表者 |
渡邉 義浩 大東文化大学, 文学部, 教授 (40241400)
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研究分担者 |
池田 知久 大東文化大学, 文学部, 教授 (50036555)
三浦 國雄 大東文化大学, 文学部, 教授 (60027555)
堀池 信夫 筑波大学, 人文社会科学研究科, 教授 (10091927)
渡辺 信一郎 京都府立大学, 文学部, 教授 (10031618)
池澤 優 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助教授 (90250993)
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キーワード | 国際研究者交流 / 中国 / 中国哲学 / 中国古代史 / 儒教 |
研究概要 |
「両漢儒教の新研究」は、以下の二つの観点により、両漢における儒教と政治権力との関わりに見直しを行うものである。第一に、中国哲学・東洋史・中国文学などの垣根を取り払い学際的な総合研究を行う。第二に、出土資料を利用すると共に、先秦儒教の研究成果を両漢儒教の研究に反映させる。以上である。 平成17年度は、以上のような問題関心と方法論に基づき、三人の外国人研究者と招聘し、二つの国際シンポジウムを開催、その成果の一部を『両漢の儒教と政治権力』(汲古書院、平成17年9月、326頁)として公刊した。 一つ目のシンポジウムは、東方学会と共催で開催したものであり、その成果は『両漢の儒教と政治権力』に収録されている。二つ目のシンポジウムは、東京大学を会場に、「易と術数研究の現段階」と題して行われ、その成果は、平成18年度の刊行を予定している『両漢における易と三禮』に収録される。 渡邉義浩(編)『両漢の儒教と政治権力』は、二部から構成され、一部は国際シンポジウムの内容を収録し、二部は両漢の儒教と政治権力との関係に係わる研究動向の整理を行った。以下、目次の概略を示しておく。 第一部 量からの儒教と政治権力 一、王 啓発 近十年来中国大陸「漢儒学与政治権力」相〓研究成果簡介和評〓 二、李 承律 郭店楚簡『性自命出』の性情説と「礼楽」-礼楽の根源の思想史的展開 三、池澤 優 「孝」の文化的意義-漢代における生者-死者関係を中心に 四、堀池信夫 前漢における孝の転回と国家 五、渡邉義浩 後漢儒教の固有性-『白虎通』を中心として 第二部 「両漢の儒教と政治権力」をめぐる研究の現在 合評会 福井重雅著『漢代儒教の史的研究』 一、王 啓発 近十年来中国大陸漢儒学研究的基本走向和最新〓展 二、渡邉義浩 日本における「儒教の国教化」をめぐる研究について 三、辛 賢 韓国における近十年間の両漢研究 四、渡邉義浩 ヨーロッパの哲学者から見た儒教-ヘーゲル・ウェーバーを中心に
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