研究課題/領域番号 |
17202004
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
宇佐美 文理 京都大学, 文学研究科, 助教授 (70232808)
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研究分担者 |
岩城 見一 京都国立近代美術館, 館長 (40025086)
岸 文和 同志社大学, 文学部, 教授 (30177810)
島本 浣 京都精華大学, 芸術学部, 教授 (30154280)
西 欣也 甲南大学, 文学部, 助教授 (70388750)
根立 研介 京都大学, 文学研究科, 教授 (10303794)
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キーワード | 醜の美学 / ローゼンクランツ / 写楽 / 中国藝術論 / ヒッチコック / 否定性 / パウル・クレー / エロス |
研究概要 |
今年は初年度に当たる。第一回会合は前代表者岩城による、科研趣旨説明と、ローゼンクランツ『醜の美学』(1853)に関する発表が行われた。岩城が7月1日付で京都国立近代美術館長に就任のため、代表者は宇佐美文理に交代した。第二回以後の会合は公開講演会とし、分担者以外の聴衆にも門戸を開いた。<第二回>岸文和「醜陋を神として祭れる-写楽と笑い-」、宇佐美文理「中国藝術論における「醜」の諸相」(11月12日(土)、京都大学文学研究科・新館第一講義室)。<第三回>碓井みちこ「ヒッチコック映画のサスペンス」、西欣也「感性の言説化における否定性の介入の諸相」(1月8日(日)京大会館)。<第四回>特別講演会:Reto SORG(ローザンヌ大学)「パトスの変容:形体から形態へ-アビ・ヴァールブルク、カール・アインシュタイン、クレーにおける<可視化>の芸術」、奥田修(パウル・クレー・センター研究員)「アブストラクションと失語症-クレーと脳医学者ロトマー」、Wolfgang Koersten(チューリヒ大学)「クレー-心の絵画」(2月14日京都国立近代美術館講演室)、<第五回>岩城見-「醜の美学の概要」、ゲスト講演会、佐々木健一(日本大学文理学部教授)「美とエロス、そして醜」(3月18日、京都国立近代美術館)以上の講演会を巡り活発な意見交換が行われた。議論が活発に行われ充実した年度だったと考える。
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