• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

法隆寺献納宝物聖徳太子絵伝の調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 17202005
研究機関独立行政法人国立博物館東京国立博物館

研究代表者

原田 一敏  独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, 上席研究員 (20141989)

研究分担者 沖松 健次郎  独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, 学芸企画部企画課出版企画室, 主任研究員 (30332133)
澤田 むつ代  , 上席研究員 (40215918)
小山 弓弦葉  独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, 学芸研究部調査研究課工芸・考古室, 主任研究員 (10356272)
小林 達朗  独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, 学芸研究部調査研究課絵画・彫刻室, 主任研究員 (10342940)
田沢 裕賀  独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, 学芸研究部調査研究課絵画・彫刻室, 室長 (80216952)
キーワード聖徳太子絵伝 / 法隆寺献納宝物 / 東京国立博物館
研究概要

東京国立博物館の法隆寺献納宝物「聖徳太子絵伝」(国宝)は、もと法隆寺東院絵殿を飾っていた障子絵で、現在10面の額装として保存が図られている。秦致貞が延久元年(1069)に描いたことが知られ、わが国の絵画史上きわめて少ない古代絵画の基準作として、きわめて貴重な作品である。しかしながら、現在まで、本絵伝についての詳細な研究がなされているとはいいがたい。それは、建武5年(1338)をはじめ数次にわたる修理がなされたことにより、画面に施された補絹、補彩がきわめて複雑になっていることによる。加えて永年の劣化により、図様すら判然としない部分がきわめて多い。本研究では、近年成果を挙げている高精細デジタルカメラによる撮影とその合成を行い、広く客観的に現状を研究する手がかりを作成するとともに、現物に基づいて染織、歴史学の専門家も交えて、現状の図様の詳細な記述を行った。この成果は先年の第1,2面に続き、第3,4面についての図版を交えた報告書として刊行したところである。さらに本作品は綾地の絹に描かれていることが知られており、この部分が当初のものと見られていたが、この綾にも複数の種類があるらしいことがわかり、今後の本絵伝のさらなる問題点も見出すに至っている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 法隆寺献納宝物特別調査概報X X IX(聖徳太子絵伝22009

    • 著者名/発表者名
      東京国立博物館
    • 総ページ数
      97
    • 出版者
      東京国立博物館

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi