研究課題/領域番号 |
17202013
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
羽田 正 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (40183090)
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研究分担者 |
深沢 克巳 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (60199156)
水井 万里子 九州工業大学, 工学部, 助教授 (90336090)
松井 洋子 東京大学, 史料編纂所, 助教授 (00181686)
村尾 進 天理大学, 国際文化学部, 助教授 (10239478)
横山 伊徳 東京大学, 史料編纂所, 教授 (90143536)
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キーワード | 港町 / 東インド会社 / 長崎 / 異文化交流 / 広州 |
研究概要 |
1)オランダ、イギリス、フランスの東インド会社の組織、貿易形態と規模、職員、アジアの交易拠点などに関する基本データを共有するための研究会を開催し、分担者が報告を行った。 2)他の港町と比較する際の「ものさし」としての長崎の特徴について理解を深めるため、現地で江戸期の主要道路、町割り、行政・宗教施設、外国人居留地(出島と唐人屋敷)、遊郭などの位置を確認し、遺構を調査した。 3)長崎と並んで江戸期の「4つの口」の1つとされる那覇で、長崎と比較しながら同様の現地調査を実施した。 4)長崎に関する各論研究会、6つの比較のポイントを那覇の場合について考える研究会を開催した。 5)広州・マカオにおいて、分担者全員と協力者による現地調査を実施した。主要なポイントは、外国人居留地の位置と規模、行政・宗教施設の位置と分布、市壁の位置と規模、港湾施設の現状把握、マカオから広州への水路の確認などである。また、広州の清真寺、中山大学、マカオ大学、マカオ文化局、マカオ文書館などで、現地研究者と情報交換を行うとともに、研究への協力を依頼した。 6)研究代表者の羽田は、ライデン大学のブリュッセ教授とともに広州・マカオを訪れ、中山大学、ライデン大学、マカオ文化局と話し合い、「広州・長崎比較国際会議」を2007年に中国、2008年に日本で開催することを決めた。また、第1回会議での報告者7名を決めた。 7)研究分担者が、各人の使用する資料調査のために欧米各国に出張し、研究に必要な資料を収集した(羽田:フランス・オランダ、松井:オランダ・フランス、水井:イギリス2回、横山:アメリカ合衆国)。 8)東京大学史料編纂所で、週1回を原則とするオランダ語文献読書会を開催した。
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