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2007 年度 実績報告書

1980年代世界的同時代史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17202014
研究機関法政大学

研究代表者

南塚 信吾  法政大学, 国際文化学部, 教授 (50055315)

研究分担者 下斗米 伸夫  法政大学, 法学部, 教授 (80112986)
加納 格  法政大学, 文学部, 教授 (80204593)
伊集院 立  法政大学, 社会学部, 教授 (30091854)
今泉 裕美子  法政大学, 国際文化学部, 教授 (30266275)
佐々木 直美  法政大学, 国際文化学部, 准教授 (90328914)
キーワード1980年代 / 韓国 / 東欧 / 飯田 / コーヒー / Steven Topik / 多国籍企業 / 労働力市場
研究概要

今年度の特徴は,第一に中東,アフリカ,中央アジア,韓国,東欧などいわば周辺世界における1980年代の変容を研究したこと,第二に日本のなかのミクロな地域とグローバル世界との関係をも研究したこと,第三にモノを通した世界史を考えたことである。
第一については,特に韓国をテーマとして,ミニシンポジウムを行い,1980年代の韓国の経済的発展をグローバルな視野で検討した。特に多国籍企業というべきものが80年代に急成長していることを確認した。中東,アフリカ,中央アジアは,やはり1980年代の「構造調整」の影響が著しいことが確認できた。また,東欧については,社会主義体制の崩壊過程が,グローバルな世界との関係でさらに分析すべき課題であることが碓認された。
第二については,長野県飯田市歴史研究所の専門家を招いて,飯田下伊那の地域税済がいかに世界的な経済ネットワークに結び付けられていくかを分析した。特に労働力市場においては,80年代のグローバル化の変化は急速であった。同様なミクロ世界とグローバル世界の結びつきは栃木県本庄市,富山県礪波市などでも確認した。
第三の点では,アメリカから来日中のステーヴン・トピック氏 Steven Topik(University of Cahfornia,Irvine) を招いて,コーヒーという具体的なモノをとおして,1980年代の世界史を全体的に見るという方法も研究した。
今年度で,1980年代の世界の諸地域ごとの研究はほぼ一巡したと考えられる。次年度は,この総合化が課題である。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (2件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 「ディエゴガルシア-インド洋における脱植民地化と英米の覇権交代」2007

    • 著者名/発表者名
      木畑 洋一
    • 雑誌名

      『学術の動向』 3月号

      ページ: 16-23

  • [雑誌論文] 東欧社会主義の崩壊と「現代史」2007

    • 著者名/発表者名
      南塚 信吾
    • 雑誌名

      『学術の動向』 3月号

      ページ: 8-15

  • [雑誌論文] 「グローバリゼーション時代の思想と歴史研究・教育-朝鮮史と民衆史の立場から」2007

    • 著者名/発表者名
      趙 景達
    • 雑誌名

      『東京の歴史教育』 第36号

      ページ: 3-20

  • [学会発表] いまなぜ「国民国家」か2008

    • 著者名/発表者名
      南塚 信吾
    • 学会等名
      人間文化研究機構連携研究シンポジウム
    • 発表場所
      京都国際交流センター
    • 年月日
      20080300
  • [学会発表] How to overcome Eurocentrism in Japanese Western Studies?2007

    • 著者名/発表者名
      南塚 信吾
    • 学会等名
      韓国西洋史学会50周年記念シンポジウム
    • 発表場所
      ソウル大学
    • 年月日
      20070700
  • [図書] 世界史なんかいらない?2007

    • 著者名/発表者名
      南塚 信吾
    • 総ページ数
      70
    • 出版者
      岩波書店
  • [図書] 『イギリス帝国と20世紀 第5巻 現代世界とイギリス帝国』2007

    • 著者名/発表者名
      木畑 洋一(編著)
    • 総ページ数
      385
    • 出版者
      ミネルヴァ書房

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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