研究課題/領域番号 |
17202016
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
石上 英一 東京大学, 情報学環, 教授 (40092134)
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研究分担者 |
遠藤 基郎 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (40251475)
松澤 克行 東京大学, 史料編纂所, 助教 (40282529)
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キーワード | 日本史 / 前近代史 / 日本史グロッサリー / 応答型翻訳支援システム / 国史大系 / 日本前近代史料の国際的利用 / 歴史情報 / 平安遺文未収除外文書データベース |
研究概要 |
1 欧米研究者と協同した平安・鎌倉時代史料の翻訳・グロッサリー作成の研究 (1)米国・南カリフォルニア大学のKambun Workshop 2008(7月14日〜8月8日)に遠藤が協同研究者として参加し平安鎌倉期史料の英語翻訳・グロッサリー作成研究を行い成果をKambun WorkshopのHPで公開した。(2)スウェーデン王立工科大学(ストックホルム)で開催されたEuropean Kanbun-Workshop(7月7日〜25日)に石上が協同研究者として参加し平安史料の英語翻訳研究を行った。(3)米国・アジア研究協会(アトランタ)で、4月5日、関連会議「Japan Memory Project and Kambun Workshop」を開催し応答型翻訳支援システム・史料編纂所歴史情報データベース・Kambun Workshopについて報告した。 2 国際的利用推進のためのコンテンツ整備 (1)応答型翻訳支援システムのシステム辞書に、和名類聚抄から地名情報データ、Kambun Workshop 2008で作成されたグロッサリーを入力した。2)平安遺文除外・未収文書データベースのデータに『新訂増補国史大系』法曹類林・本朝文粋・朝野群載等を入力した。 3 国際的利用環境向上のためのシステム開発 (1)応答型翻訳支援システムのオンライン・グロッサリー登録システムのセキュリティー機能改良開発を行った。(2)近世編年史料データベースの天皇実録データの利用環境改良のため検索画面に天皇実録プルダウンメニューを付加するシステム改良を行った。 4 研究成果のまとめ『東京大学史料編纂所研究成果報告2008-3』として「日本前近代史料の国際的利用環境構築の研究」(平成21年3月)を刊行し、4年間の研究成果を示した。
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