研究分担者 |
伊藤 悟 金沢大学, 教育学部, 教授 (20176332)
大澤 義明 筑波大学, 大学院システム情報工学研究科, 教授 (50183760)
杉田 倫明 筑波大学, 大学院生命環境科学研究科, 教授 (80235887)
矢野 桂司 立命館大学, 文学部, 教授 (30210305)
渡辺 俊 筑波大学, 大学院システム情報工学研究科, 助教授 (60212320)
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研究概要 |
平成18年度は,教授法の開発,教育コンテンツ開発,教育システム設計の3つについて,具体的な教材作成とその体系化を進めるとともに,諸学問への応用について研究を開始し,広範にわたる研究組織構成員の専門分野における地理情報科学の教授法について研究を推進した. 1.教授法の開発 地理情報科学を構成する各要素について,(2)で開発した教育コンテンツを用いて,(b)具体的な教材を活用した教授法を構築した. 2.教育コンテンツ開発 地理情報科学の体系的な教育を実現するための(d)基盤分野の科目構成,および(e)応用分野の類型化と科目構成の検討を行い,総合大学としての筑波大学における地理情報科学教育の充実・高度化について検討した. 3.教育システム設計 前年度に検討した基本設計方針を踏まえて,具体的な(d)教育用ソブトウェアの開発,および(e)教育用クリアリングハウスの構築を行った. 4.地理情報科学の諸学問への応用 諸学問分野での地理情報科学の位置づけを整理した上で,(a)ガイドラインの構築,(b)教材研究,(c)事例集の作成について検討した. さらに筑波大学で5回の研究会を開催した.また,研究協力者であるQing Shen教授(米国メリーランド大学・建築都市計画保全研究科)を招聘し,GIS教授法に関する米国と日本の違いについて議論を行った.なお,本年度の研究成果は,「地理情報科学の教授法の確立-大学でいかに効果的にGISを教えるか-」というタイトルで,中間報告書として出版した.
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