研究課題/領域番号 |
17203003
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研究機関 | 沖縄大学 |
研究代表者 |
田里 修 沖縄大学, 法経学部, 教授 (40179685)
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研究分担者 |
森 謙二 茨城キリスト教大学, 文学部, 教授 (90113282)
奥山 恭子 横浜国立大学, 大学院・国際社会学研究科, 教授 (50214086)
林 研三 札幌大学, 法学部, 教授 (60218568)
矢野 達雄 愛媛大学, 法文学部, 教授 (00136300)
青嶋 敏 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (10202483)
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キーワード | 沖縄 / 近代法 / 土地制度 / 戸籍制度 / 家族制度 / 地方制度 |
研究概要 |
昨年までの研究成果は『沖縄における近代法の形成と現代における法的諸問題』として19本の論文と資料をまとめたが、現代における法的諸問題という視点から法律解釈になった論文報告がいくつか見うけられ、必ずしも「形成」の視点がはっきりしないものがあった。そこで今年度からの研究では「形成と展開」として、より歴史的側面に焦点を当てて各研究分担者の研究を深めていく予定である。昨年、研究代表者の田里は近世から近代にかけての土地制度すなわち「地割制度」に関連して、17世紀の元文検地あるいは乾隆大御支配と呼ばれた琉球王府独自の検地について資料収集を行うことができた。また分担者の青嶋は明治期の沖縄県の例規集の整理を行うことができた。また森、林の両名は多良間島の渡久山氏の「多良間村史」以後の民俗資料を整理した。また今後の調査地として石垣市の字石垣と小浜島を調査した。これは石垣が前回の報告書にある『頭数帳』にある土地・地域で、旧士族の多くすむ土地であるのに対し小浜島は旧農民のすむ島であり、その対比の中からいくつか興味ある成果が期待できるものと思われる。また奥山は戦前から戦後にかけての戸籍制度に関する資料収集をおこなった。矢野と牧田は戦前から戦後にかけての地方制度に関する資料収集をおこなった。今後、土地制度・家族(戸籍)制度・地方制度を中心に民俗調査を加えた形で研究は進めていく予定である。
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