研究課題/領域番号 |
17203021
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
高阪 章 大阪大学, 大学院・国際公共政策研究科, 教授 (00205329)
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研究分担者 |
阿部 茂行 同志社大学, 政策学部, 教授 (60140076)
床谷 文雄 大阪大学, 大学院・国際公共政策研究科, 教授 (00155524)
木村 福成 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (90265918)
深川 由起子 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (30306485)
MCKENZIE COLIN ROSS 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (10220980)
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キーワード | 経済政策 / 統合化 / 制度の収束 / 国際資本市場 / 産業発展 |
研究概要 |
今年度は、昨年度の国際ワークショップの成果を踏まえて、研究内容のステップアップと集約化を図った。年度末に全体会議として予定していた国際コンファレンスは日程調整がつかず、代わりに国際ワークショップを開催する。これらの準備のために、欧州、東南アジア・オセアニアに出張し、関連専門家との間で意見交換を行った他、研究協力者を訪問して会議のアジェンダなどを協議した。また、研究成果を国内外の学会等で報告した。具体的な活動状況は次の通りである。年度前半では、4月に東アジア地域連携フォーラム上海会議「金融市場の開放とリスク・マネジメント」(復旦大学(中国))において東アジアの通貨統合の可能性について報告を行った。5月-6月には、英国に出張し、EUの金融統合の現状を調査するとともに、セミナー報告とコンファレンスの打ち合わせを行った。7月には、国内研究会を慶應大学にて実施した。報告者と課題は、阿部茂行「日本、中国、インドの貿易・投資経済関係」、塩谷雅弘「東アジアにおける資産価格変動の影響」である。年度後半に入り、11月にAPRU World Institute主催の国際ワークショップEconomic Integration among Pacific Rim Economies: Managing Challenges and Enhancing Opportunities(京都大学)にて、成果の一部を報告した。12月には、ハノイ(ベトナム)で開催された太平洋貿易開発会議(PAFTAD 32 Conference on The Impact of International Arrangements and Organizations on Development in Asia and the Pacific)にて成果の一部を報告し、同時に現地調査を行った。1月には、国内研究会を実施した(大阪大学)。報告者・講演者と課題は、武田邦宣「国際的企業買収と競争政策:米国反トラスト法・EC競争法」、永野護氏(三菱総合研究所)"Mergers and Acquisitions in a Transition Economy:Recent Experience in China and India."である。さらに、2月に国際交流基金巡回セミナーでイスタンブール(トルコ)、カイロ(エジプト)を訪問した際、現地調査を行った。これはEU周辺諸国へのEU統合の影響を調べるためである。3月には、国際ワークショップ(講師:Mike Plummer, Johns Hopkins University, 課題:"External trade relations in Europe"および"Structural change in Europe and its implications for trade")および、EU周辺国への現地調査(ギリシャ)を実施した。
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