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2006 年度 実績報告書

東アジアにおける小売商業と家族従業経営に関する実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 17203030
研究機関関西学院大学

研究代表者

石原 武政  関西学院大学, 商学部, 教授 (20047301)

研究分担者 石井 淳蔵  神戸大学, 大学院経営学研究科, 教授 (50093498)
加藤 司  大阪市立大学, 大学院経営学研究科, 助教授 (50161104)
崔 相鐡  流通科学大学, 商学部, 教授 (10281172)
高室 裕史  流通科学大学, 商学部, 助教授 (30368592)
坂下 玄哲  上智大学, 経済学部経営学科, 専任講師 (00384157)
キーワード商学 / 流通論 / 国際研究者交流 / 韓国:台湾:中国 / データベース / 小売商業 / 家族従業経営
研究概要

本年度は、研究の中間年度として、初年度から行ってきた現地調査を継続するとともに、最終成果への準備を進めた。具体的な実施事項は主に次の3点である。
第1が、中国(広州、長春)におけるヒアリング調査の実施である。広州は中山大学、長春は吉林大学の協力を得つつ調査を進めた。調査メンバーは本研究組織に関連領域を専門とする学識者を加えた17名である。広州では5箇所、長春では3箇所の商業集積・施設において現地の商人を対象としたヒアリング調査を行った。
第2が、研究会の実施である。本研究組織に関連領域の学識者なども加えた約20名のメンバーの参加のもとに4回の研究会を開催し、調査研究の結果報告、仮説構築や分析枠組み・方法論等に関する議論等を行った。なお、そのうちの1回は、部外の専門家による研究講演会を開催し専門的知識の提供を受けた。
第3が、学会における研究成果の報告と問題提起である。日本商業学会関西部会において、「東アジアにおける商人家族継承と商業政策」を統一テーマとした研究報告を行った。内容は、研究枠組みと問題意識の提示(高室他)、韓国・台湾の小売商の事業継承と商業政策に関する研究成果の報告(崔・簡他)、方法論の提示(坂下、他)、そして、学会員を交えたディスカッション(石原・石井・加藤他)である。これにより、我々の調査研究の仮説や得られた知見を広く学会に公表するとともに、今後の調査研究の展開に関する議論を深めた。
以上のような調査研究を通して、同じ東アジアの国々ではあっても小売商人の経営行動や意識には微妙ではあるが大きな差異があるということが明らかになってきている。そうした知見から一つの仮説と研究フレームを整理した成果の一つが石井他(2007)である。これらも含め、最終的な検証と成果の提示を行うことが来年度の目的となる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 小売商業における家業継承概念の再検討-日韓比較研究を中心にして-2007

    • 著者名/発表者名
      石井淳蔵
    • 雑誌名

      国民経済雑誌 195・3

      ページ: 17-31

  • [雑誌論文] 韓国の商業政策の展開と商人の事業継承2006

    • 著者名/発表者名
      崔相鐵
    • 雑誌名

      流通科学大学論集-流通・経営編- 19・1

      ページ: 93-106

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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