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2005 年度 実績報告書

外国人集住地域における地域社会構造と地域住民生活の変容に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17203032
研究機関北海道大学

研究代表者

小内 透  北海道大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (80177253)

研究分担者 藤井 史朗  静岡大学, 情報学部, 教授 (00145971)
都築 くるみ  愛知学泉大学, コミュニティ政策学部, 教授 (30308796)
結城 恵  群馬大学, 教育学部, 助教授 (50282405)
酒井 恵真  札幌学院大学, 人文学部, 教授 (80073493)
小内 純子  札幌学院大学, 社会情報学部, 教授 (80202000)
キーワードブラジル人 / 外国人 / トランスナショナル / 生活世界 / 行政区
研究概要

1、研究計画に示した、3つの柱--外国人の増加と地域社会への影響に関するマクロ分析、特定の外国人集住地を対象にした実証的研究、トランスナショナルな生活世界の変容に関する実証的研究--に沿って研究活動を推進した。それぞれの成果の一端を、北海道大学大学院教育学研究科教育社会学研究室の雑誌『調査と社会理論・研究報告書』の第21号、第22号として刊行した。
2、外国人の増加と地域社会への影響に関するマクロ分析は、すでに入手済みの国勢調査および在留外国人統計の整理とデータ入力を行った。同時に、いくつかの外国人集住地における外国人関係の統計データを収集し、入力した。これ以外に、各種の市町村別データや時系列データもあるため、来年度以降もデータ入力を継続する必要がある。
3、特定の外国人集住地を対象にした実証的研究に関しては、群馬県大泉町のホスト住民(日本人)を対象とした「地域住民の外国人との交流・意識とその変化」に関する配布調査および面接調査、大泉町の全行政区長を対象にした「行政区活動と外国人とのかかわり」に関する面接調査、大泉町のすべての保育所を通じた日本人・外国人保護者・保育士に対する「外国人との混合保育の実情と意識」に関する配布調査、群馬県太田市の人材派遣会社を通じた「ブラジル人労働者の労働と生活」に関する配布調査、太田市のバイリンガル教師を導入した教育特区の観察とヒアリングを行った。
4、トランスナショナルな生活世界の変容に関する実証的研究については、日本へブラジル人を数多く送り出しているサンパウロ州の行政機関・日系移民関係機関・学校・保育所でブラジル在住の日系人と在日ブラジル人のつながりやその変化に関するヒアリング調査を行い、各種資料を収集した。同時に、日本でのスプレチーボ試験(初等中等教育資格修了認定試験)を担当しているクリチーバ州教育委員会を訪問し、日本で実施されているスプレチーボ試験の意図や実績等について、ヒアリング調査を行うとともに、スプレチーボ試験に関わる各種資料を収集した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 日系ブラジル人のトランスナショナルな生活世界2006

    • 著者名/発表者名
      小内透, 飯田俊郎, アンジェロ・イシ, 都築くるみ, 品川ひろみ
    • 雑誌名

      調査と社会理論・研究報告書 第21号

      ページ: 1-96

  • [雑誌論文] 地域住民の外国人との交流・意識とその変化--群馬県大泉町を事例として--2006

    • 著者名/発表者名
      小内透, 濱田国佑, 菊地千夏
    • 雑誌名

      調査と社会理論・研究報告書 第22号

      ページ: 1-98

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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