• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

戦後日本における社会福祉調査の展開と現局面-調査技術の蓄積と福祉対象像の系譜-

研究課題

研究課題/領域番号 17203037
研究機関同志社大学

研究代表者

中川 清  同志社大学, 政策学部, 教授 (50115052)

研究分担者 岩田 正美  日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (50089968)
中野 敏子  明治学院大学, 社会学部, 教授 (20198162)
加登田 惠子  山口県立大学, 社会福祉学部, 教授 (30139365)
埋橋 孝文  同志社大学, 社会学部, 教授 (60213427)
倉持 史朗  同志社大学, 社会学部, 専任講師 (70411056)
キーワード社会福祉調査 / 社会調査 / 社会福祉 / 調査関心 / 調査技術 / 福祉対象 / 貧困調査 / 障害者調査
研究概要

1.前年度に作成した2万件あまりの社会福祉調査の第1次リストを、研究分担者の間で利用しやすいように所蔵場所とその登録番号を検索可能な形に整備して、本プロジェクトの調査リスト一覧を暫定的に完成させた。
所蔵場所とその登録番号に関しては、鉄道弘済会、神奈川県社会福祉協議会、横浜市社会福祉協議会、全国主要大学の検索を可能としたが、調査リスト一覧の半数を下回っている。なお、旧東京都社会福祉総合センター所蔵の調査資料についても、現在分散しているが念のため注記してある。
2.上記の調査リスト一覧にもとづいて、重要度の高い調査資料の収集(複写を含む)を精力的に行った。この収集作業は、前年度と異なり調査リストの全貌が明らかになったので、貧困、高齢者、障害者、児童、母子、地域福祉、福祉施設などのそれぞれの分野別に系統的に行うことができた。
3.収集した資料のなかでも特に重要な調査資料については、調査の目的、方法、結果、意義などをまとめた統一した様式の抄録を、各分野別に作成し現在も継続中である。
4.上記の作業に平行して研究集会において、貧困、障害者、児童、母子、福祉施設の5分野から、調査関心の推移、調査技術の蓄積、対象像の系譜などに関して研究分担者や協力者から報告を受け、今後の作業に向けて共通認識を形作るための意見交換を行った。
その際、調査関心の推移と対象像の系譜が、当初想定していた以上に各分野で異なっており、最終年度には、それぞれの分析結果を相互につき合わせ、社会福祉調査の展開を重層的に描く必要性が確認された。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (5件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 障害者福祉調査にみる「当事者」視角の一考察 -「障害認定」課題への接近-2007

    • 著者名/発表者名
      中野 敏子
    • 雑誌名

      社会学・社会福祉学研究(明治学院大学) 125号

      ページ: 1-26

  • [雑誌論文] 児童福祉施設における援助実践の職務分析に関する試論2007

    • 著者名/発表者名
      倉持 史朗
    • 雑誌名

      社会福祉実習教育研究 13号

      ページ: 28-57

  • [雑誌論文] 都市下層の生活構造と社会的位置の変容2007

    • 著者名/発表者名
      中川 清
    • 雑誌名

      都市下層の生活構造と移動ネットワーク(倉沢愛子編)

      ページ: 171-246

  • [雑誌論文] 近現代日本の社会福祉「対象」の時期区分 -生活変動と貧困を手掛かりに-2007

    • 著者名/発表者名
      中川 清
    • 雑誌名

      社会事業史研究 34号

      ページ: 31-42

  • [雑誌論文] 児童自立支援の職務に関する研究 -児童自立支援施設における職務情報の収集を通じて-2006

    • 著者名/発表者名
      倉持 史朗
    • 雑誌名

      評論社会科学(同志社大学) 80号

      ページ: 1-35

  • [図書] 現代の生活問題2007

    • 著者名/発表者名
      中川 清
    • 総ページ数
      286
    • 出版者
      放送大学教育振興会
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi